...紛糾した頭腦の熱さまでスウと消える樣な心地がする...
石川啄木 「病院の窓」
...我々の周囲においても思想の錯雑紛糾せること今日のごときは未だかつて見ないといってよいほどであり...
石原純 「社会事情と科学的精神」
...その間の紛糾(いりく)んだ事情は余り深く立入る必要はないが...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...家常茶飯的の平凡な人情の紛糾に人生の一臠(いちれん)を探して描き出そうとしている...
内田魯庵 「二葉亭追録」
...妙に紛糾(こぐらか)った親類筋をたどってみると...
徳田秋声 「爛」
...この外に附録として糾謬を作り...
内藤湖南 「支那目録學」
...学校当局糾弾の第一声を...
野村胡堂 「胡堂百話」
...この地の居民を糾合して防衛しなければなるまいもの...
本庄陸男 「石狩川」
...両性の友情の間で紛糾を生じがちなのは...
宮本百合子 「異性の友情」
...親しい女友達の家庭にある紛糾がおこったとき...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...抽斎が『説文(せつもん)』を引いて『素問』の陰陽結斜は結糾(けつきゅう)の訛(か)なりと説いたことが載せてある...
森鴎外 「渋江抽斎」
...管仲(くわんちう)は公子(こうし)糾(きう)に事(つか)ふ...
司馬遷 箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...只木の両名を糾問すべきでございます...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...南陽諸道の軍馬を糾合(きゅうごう)して...
吉川英治 「三国志」
...此方(こなた)まで誓紙をとどけて参っておる」味方の糾合(きゅうごう)については非常な確信をもっている容子(ようす)だ...
吉川英治 「新書太閤記」
...遽(にわ)かに糾合(きゅうごう)した地侍の百や二百で...
吉川英治 「新書太閤記」
...非難と糾弾(きゅうだん)の矢をあびせられたにちがいあるまい...
吉川英治 「新書太閤記」
...多年のいろいろな事件や紛糾(ふんきゅう)でも分りすぎている程なので...
吉川英治 「源頼朝」
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