...刺罌粟(とげけし)...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...如何に粟や稗の飯でも...
大下藤次郎 「白峰の麓」
...春三郎は一種の鬼氣に襲はれて全身に粟を生じつゝ...
高濱虚子 「續俳諧師」
...夕風に浮かみて罌粟(けし)の散りにけり五月二十二日 鎌倉俳句会...
高浜虚子 「六百句」
...兄の山にも金や粟をやってたすけたが...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「阿繊」
...粟や稗なんぞを食べやしません」「そうですかね」「そうだともさ」「では...
中里介山 「大菩薩峠」
...「さあさあ、お給仕だけは御免だよ、君たち手盛りで遠慮なく食い給え、米友君、君ひとつ弁信さんに給仕をして上げてな、食い給え、食い給え」鍋の蓋(ふた)を取って、粟(あわ)か、稗(ひえ)か、雑炊か知らないが、いずれ相当のイカモノを食わせるだろうと思ったところが、鍋の方は問題にしないで、黒漆の一升も入りそうなお櫃(ひつ)をついと二人の方へ突き出したものだから、米友が、この時も小首をヒネりました...
中里介山 「大菩薩峠」
...そうしないと文鳥が実(み)のある粟を一々拾い出さなくっちゃなりませんから...
夏目漱石 「文鳥」
...水入には粟の殻が一面に浮いて...
夏目漱石 「文鳥」
......
正岡子規 「病牀六尺」
...ロンドン大城の金粟如来(こんぞくにょらい)これ後身と威張り続け...
南方熊楠 「十二支考」
...今朝目を牽いた床の間の粟の理由も自ら明かになった...
宮本百合子 「餌」
...兎に角その女はそれきり粟稈の中から起きずにしまったそうだ...
森鴎外 「鼠坂」
...主として姫路から西の赤穂とか宍粟(しそう)とかの話が多く出ていたが...
柳田国男 「故郷七十年」
...挽いて粉にしておいて糯・粟などを加えたくさんの蓬(よもぎ)や山牛蒡(やまごぼう)の葉を搗き込んで草餅として...
柳田國男 「食料名彙」
...黄ばんだ麦と雛罌粟(ひなげし)と...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...山科(やましな)から粟田口(あわだぐち)へ押し通れ...
吉川英治 「新書太閤記」
...義仲が粟津で、戦死した後は、みな運命まちまちである...
吉川英治 「随筆 新平家」
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