...空は簇(むらが)つた花の間に...
芥川龍之介 「好色」
...もう梢(こずえ)に簇(むらが)った芽を神経のように震わせている...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...街には宗徒簇(むらが)りて...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...書中車馬多如レ簇...
市島春城 「読書八境」
...突然立ち停まって半円状に簇(むらが)った...
魯迅 井上紅梅訳 「薬」
...山の如き一簇の雲を餘して...
大町桂月 「國府臺」
...野麻(のあさ)などの簇(むらが)り茂(しげ)ってる辺(あたり)に...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六号室」
...自分は一簇(いちぞく)の黒煙と共に戸外(おもて)へと押し出された...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...毛のようなものが簇生(そうせい)する...
寺田寅彦 「柿の種」
...彼の簇々たる枯木なるのみ...
長塚節 「草津行」
...十九世期の大家簇出の後をうけて...
中原中也 「アンドレ・ジイド管見」
...桜の春が簇(むら)がるばかり嬉しい...
夏目漱石 「琴のそら音」
...大粒な黄いろい果實を簇がらせた柑橘類や紅い花をつけた山茶花などが植つてゐたが...
堀辰雄 「旅の繪」
...そこの一隅に簇(むら)がりながら咲いてゐる...
堀辰雄 「燃ゆる頬」
...柔道の話が簇出(ぞくしゅつ)した...
三田村鳶魚 「中里介山の『大菩薩峠』」
...設備の不十分な下請け工場の簇出と不熟練工の圧倒的多数という条件は...
宮本百合子 「新しい婦人の職場と任務」
...凌霄(のうぜん)の燃えるような花が簇々(むらむら)と咲いている...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...ほとんど一人も残らず簇(むらが)っている...
森鴎外 「山椒大夫」
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