...上は柿本人麻呂(かきのもとひとまろ)から下(しも)は武者小路実篤(むしゃのこうじさねあつ)に至る語彙(ごい)の豊富を誇っていたのもことごとく空威張(からいば)りになってしまう...
芥川龍之介 「文章」
...思いがけずそこには大井篤夫(おおいあつお)が...
芥川龍之介 「路上」
...篤実(とくじつ)にして善(よく)親(おや)に仕(つか)ふ...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...篤学の士であったけれども人に名を知られていなかった...
田中貢太郎 「陸判」
...また他の器物を打毀(うちこわ)すこともなく温厚篤実な有徳(うとく)の紳士として生涯を終ったようである...
寺田寅彦 「喫煙四十年」
... 5腕の力と勇氣とに信頼篤く其船を...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...(中略)然れども篤麿が私情に於て伊藤博文伯に繋けたる所の希望は...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...神尾主膳の面を篤(とく)と見つめながら言葉も色も動きませんでした...
中里介山 「大菩薩峠」
...お内儀さんは篤と譯を説いて...
長塚節 「芋掘り」
...高篤三の三家が数へられよう...
正岡容 「異版 浅草燈籠」
...いろ/\篤く云つてくれた...
宮地嘉六 「ある職工の手記」
...正篤はひじょうに楽しそうなようすだった...
山本周五郎 「桑の木物語」
...――正篤は悠二郎に...
山本周五郎 「桑の木物語」
...誰いうとなく、「太守の御重態らしい」「執権どのが、御危篤とは、ほんとか」などと、不安めいた騒(ざわ)めき立ちが、赤い夜空の薄れより早かった...
吉川英治 「私本太平記」
...分別の篤(あつ)いことである)と...
吉川英治 「新書太閤記」
...どんなに病の篤(あつ)いときでも...
吉川英治 「新書太閤記」
...庭瀬にある老年の叔母が危篤というので...
吉川英治 「新書太閤記」
...(宗家の大祖父が危篤のため)というよい口実を得た折に...
吉川英治 「宮本武蔵」
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