...ダア以外の露西亜(ロシア)語を知らない僕は勿論十二箇国の言葉に通じたT君に翻訳して貰うほかはない...
芥川龍之介 「カルメン」
...甚(はなは)だしい箇所ではその裂目(さけめ)から雪子の青白い皮膚があらわに見えることだった...
海野十三 「四次元漂流」
...又斬り傷の箇所が前後左右に飛び離れているのも不自然であって...
江戸川乱歩 「悪霊」
...この一箇月間、自分にはなんの進歩も無かったような気がする...
太宰治 「正義と微笑」
...そして内地に帰って来て一箇月ばかりの間に飲み馴染(なじ)んでいた灘(なだ)の酒に...
田中貢太郎 「港の妖婦」
...矢張この主客の融合乃至即不即と言つたやうな箇所に存してゐたことを思はずにはゐられない...
田山録弥 「自他の融合」
...両民族が各々別箇の世界に生活していたことを示すものである...
津田左右吉 「東洋文化、東洋思想、東洋史」
...そのいづれの箇々の部分も餘の部分にまつたく依繋しないところの無數の部分に分たれ得る故に...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...これは結晶生成初期において核が二箇重り...
中谷宇吉郎 「雪」
...五箇条の誓文にある「万機公論に決すべし」という誓約を実行せよと...
蜷川新 「天皇」
...一人の名僧が足に任せて數箇國を行脚して...
原勝郎 「鎌倉時代の布教と當時の交通」
...それらの手帖を整理してゐるうちにその箇處に出合ひ...
堀辰雄 「高原にて」
...ひそかに想像していたよりも格段の落ちつきを持った一箇の権力が...
本庄陸男 「石狩川」
...一箇の芸術家は自分の才能をどのように生かして来たかどんな力ととり組み自身の矛盾ととりくんで来たかというその突き入るような分析...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...箇人関係では倍ですって! これで十分と云ってはいけないからなんでしょうと云っていました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...四五箇月の月日が立つてゐる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...二箇所を断つて一箇所に往くといふやうな日もある...
森鴎外 「追儺」
...伊予では五箇山と称して村とも庄とも言わず...
柳田國男 「地名の研究」
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