...殿の御意遊ばさるるには、明朝、卯時(うのとき)までに、切口三寸、長さ五尺の山の芋を、老若各(おのおの)、一筋づつ、持つて参る様にとある...
芥川龍之介 「芋粥」
...雜草が跋扈(ばつこ)してゐて僅かに一筋か二筋の細い路になつてゐる...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...そのような筋書であったと覚えているが...
太宰治 「水仙」
...けろりと忘れている百千の筋書のうちの一つである...
太宰治 「春の盗賊」
...斜めに筋の走った真紅のネクタイを結んでいた...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...その四本の足の下部を筋かいに連結する十字形のまん中がちょっとした棚(たな)のようになっている...
寺田寅彦 「ねずみと猫」
...一筋だけであった...
直木三十五 「南国太平記」
...(猛然と起ちかかる)筋市 ええいッ...
長谷川伸 「一本刀土俵入 二幕五場」
...マルシャックの家系の親戚筋に当たられます...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...道筋は概して薄暗かった...
平林初之輔 「犠牲者」
...きしゃな白い手首に青筋が浮いた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...「低能は筋を引くものだ...
松永延造 「職工と微笑」
...右の口角から血が糸のように一筋流れている...
森鴎外 「鼠坂」
...我々は筋の面白さなんか忘れてしまうのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...次第にこの仲間になって行く路筋(みちすじ)は...
柳田国男 「木綿以前の事」
...江戸のさるたしかな筋から聞いているのだ...
山本周五郎 「新潮記」
...馬や人が通るからでもない――山伏のこめかみには青い筋がふくれていた...
吉川英治 「親鸞」
...「男でさえも足の筋が針金のように突っ張ってきたくらいだから...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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