...」藤左衛門は、こう云って、伝右衛門と内蔵助(くらのすけ)とを、にこにこしながら、等分に見比べた...
芥川龍之介 「或日の大石内蔵助」
...私と外界とを等分に向い合って立たせようとした...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...春夏秋冬四季の現れが等分に行われている我が日本の如き国は少(すくな)いかと思います...
高浜虚子 「俳句への道」
...要はそれら四季の変化が等分に行われてその現象が絶えず転換し...
高浜虚子 「俳句への道」
...横から手を翳(かざ)して凭(よ)っている私との顔を等分に見ながら...
近松秋江 「霜凍る宵」
...公平に双方を等分に引き合せた...
夏目漱石 「永日小品」
...誰だとか言ったね」平次は二人を等分に見ました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...」私は二人の顔を等分に見詰めた...
牧野信一 「鬼涙村」
...私と御面師の顔を等分に凝つと睨めてゐた...
牧野信一 「鬼涙村」
...別にサラダ油と西洋酢と等分に交(ま)ぜて塩胡椒を加えた中へ今の菜を細かく刻んで和(あ)えてパンの間へ挟みます...
村井弦斎 「食道楽」
...うさぎはうさぎで此の小さな女の子の手にあまる菓子やくだものとふぢ子の顔とを等分に見くらべて白い耳をぴんぴんさせました...
室生犀星 「ザボンの実る木のもとに」
...等分に部屋を領している...
森鴎外 「護持院原の敵討」
...その獲物を等分にわけ合う...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...矢代は等分に金を出し合うことを主張して...
横光利一 「旅愁」
...明けの空と四方の暗を等分に見交わしておりましたが...
吉川英治 「江戸三国志」
...等分にうなずいて...
吉川英治 「三国志」
...彼の浮かない横顔と舞台の方とを等分に見つつ...
吉川英治 「私本太平記」
...のた打つ影とを等分に眺めながら...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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