...人生の第一義に参する者の自信とを捜し求めるとき...
阿部次郎 「帰来」
...自分は宗教と道徳を第一義としているとか...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「頸の上のアンナ」
...各人が自分の自我をハッキリ意識することが第一義である...
辻潤 「自分だけの世界」
...少くとも眼で見手で触れることの出来るもの――それが感性的なるものの第一義的特徴であると考えられる――は常に延長を有つ...
戸坂潤 「空間概念の分析」
...かくて第一義的なものは概念ではなくて之から区別され対立させられた存在(自然)である...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...ただ唯物論研究会の第一義的な仕事と銘打っては多少憚りありというので...
戸坂潤 「読書法」
...そしてかうした第一義的の貴重な創作を見ることは...
萩原朔太郎 「月に吠える」
...予はひたすらに帰納をくりかえすことをもって史家の任務の第一義だとは考えておらぬのであるから...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...ついに人道の第一義に帰す...
ヒリモア R. J. Phillimore 柴田昌吉訳 「「ヒリモア」万国公法の内宗教を論ずる章(撮要)」
...第一義のものじゃなくなって来る...
二葉亭四迷 「私は懐疑派だ」
...空想を現実らしく描くといふ創作上の第一義に拘泥するいとまを無視せずには居られなかつた...
牧野信一 「附記(夜見の巻)」
...もちろん決して第一義であってはならない...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...どうしてこんなに気のはいらない――むずかしく言えば彼自身にとって第一義的にはほとんど意味の無い小説を書くのだろう? いや...
三好十郎 「恐怖の季節」
...かかるもののみ第一義である...
柳宗悦 「朝鮮の友に贈る書」
...なにしろ花田の兄も休さんも第一義で凝り固まってるんだからな...
山本周五郎 「風流太平記」
...社交の第一義とまでに尊重して来た東洋の人々を相手とする芸術家の間に「鼻の動的表現」が問題とならぬのは...
夢野久作 「鼻の表現」
...第一義もしくはそれ以上に高潮したものである事を...
夢野久作 「鼻の表現」
...トムの悩みを第一義に考えなくッちゃあ」「亀田を救うことかい」「むろんさ」「だれか名案はないかしら」お光が...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
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