...笈摺岩、右に天を衝く...
大町桂月 「上州沼田より日光へ」
...笈摺(おいずる)...
豊島与志雄 「山の別荘の少年」
...純白の笈摺(おいずる)に...
中里介山 「大菩薩峠」
...笈摺(おいずる)のようなちゃんちゃんこを着て...
中里介山 「大菩薩峠」
...六部になつた倉松さんの笈摺から...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...六部(ろくぶ)になった倉松さんの笈摺から...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...笈摺(おいずる)も古ぼけて...
二葉亭四迷 「平凡」
...柳亭筆記上「順禮がるた考證」の條に、「京順禮といふは、衣裳にだてを作り、笈摺を絡ひ、胸札をかけ、實の順禮の如く出立ち、洛陽の觀音の靈場を打廻りし也」とあれば、拙文に棟札とせしは間違ひで胸札が正しい...
南方熊楠 「女順禮」
...それを見て自分は初めて先生に「笈摺草紙」といふ作品のある事を知り...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...手垢で汚れた「笈摺草紙」の出て居る「文藝倶樂部」を見出した...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...けれども自分が久しく探し求めて居た「笈摺草紙」に對してはちつとも高いとも思はなかつた...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...「笈摺草紙」の十二錢は自分の主觀的價格からみればおい夫(それ)と支拂つて差支へないけれども...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...どうしてももう一度後に引返して恥を忍んでも「笈摺草紙」を買はなければならないと思ふ心持が強く起つた...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...あんな奴がそれ程に「笈摺草紙」に焦れてゐるとは想像出來ないから...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...白木綿に朱印をベタベタと捺(お)した巡礼の笈摺(おいずり)を素肌に引っかけて...
夢野久作 「笑う唖女」
...肩に笈摺(おいずる)の痕が見えぬ筈はない...
吉川英治 「剣難女難」
...花や供物(くもつ)にかざられた笈摺(おいずる)と...
吉川英治 「神州天馬侠」
...れいの地蔵尊(じぞうそん)の笈摺(おいずる)を背負(せお)って...
吉川英治 「神州天馬侠」
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