...端近に三寶を二つ置いて...
泉鏡花 「遺稿」
...火打袋をあけた途端に銭十一文を川に落し...
太宰治 「新釈諸国噺」
...甲板(かんぱん)の端(はし)の映画場のほうへ行ってしまいました...
田中英光 「オリンポスの果実」
...せめて目的の一端を果たす気であったか...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...町中(まちなか)の家々にも彼方此方(かなたこなた)と軒端(のきば)の燈籠が目につき出した...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...尻端折りをして飛び出しました...
中里介山 「大菩薩峠」
...よきは」おつぎは見(み)ると針(はり)が向(むかふ)の岸(きし)から出(で)た低(ひく)い川楊(かはやなぎ)の枝(えだ)に纏(まつは)つて絲(いと)の端(はし)が水(みづ)について下流(かりう)へ向(む)いて居(ゐ)る...
長塚節 「土」
...端(はし)からぐるりと廻(まは)つて行(ゆ)く...
長塚節 「土」
...ちょっと時間の半端(はんぱ)が出たりくたびれたりした時などに...
中谷宇吉郎 「南画を描く話」
...井戸端に勝藏が忘れて行つた庖丁を見ると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...腰をおろす途端に考えたんだ...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...端近い革張の椅子に腰を下ろした...
堀辰雄 「菜穂子」
...その詔の発端には風雨順序し五穀豊穣なるべきため祷った由見える(『続日本紀』十四)...
南方熊楠 「十二支考」
...女房たちは昨夜(ゆうべ)のことを御息所が片端だけ聞いてもほんとうにあやまちが起こったことのように歎かれるのであろうから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...そのどこかの端によって現われないものはない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...人間の尊とい血と涙を片っ端から溝泥(どぶどろ)の中に踏み込んで...
夢野久作 「鉄鎚」
...「卑怯(ひきょう)っ」追ッかけた途端に...
吉川英治 「新・水滸伝」
...今から出ても時刻(とき)が半端だし……...
吉川英治 「宮本武蔵」
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