...そして畢竟今日の倫理および宗教より進んだ立場に帰着すれば...
井上哲次郎 「明治哲学界の回顧」
...芸術は畢竟人工的に美の理想を実現するにあるので...
井上哲次郎 「明治哲学界の回顧」
...――畢竟(ひっきょう)この猿は何者ぞ...
巌谷小波 「こがね丸」
...彼らの必竟不了見なる両親の食いものとして犠牲に供せられるのである...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...すなわち「究竟涅槃(くきょうねはん)」です...
高神覚昇 「般若心経講義」
...それは畢竟(ひっきょう)無益なことであって...
高浜虚子 「子規居士と余」
...第一も第二も、畢竟、苦の避くべからざること、已むを得ざることを觀ずるといふ點に於ては同一であるけれども、前者は受動的であつて、後者は能動的である...
朝永三十郎 「學究漫録」
...敬われはしたかも知れないが竟(つい)に誰にも愛されず...
中島敦 「斗南先生」
...ポリネシア人の仮面――全く之は白人には竟(つい)に解けない太平洋の謎だが――が斯くも完全に脱棄てられたのを...
中島敦 「光と風と夢」
...猶且(〔なおか〕)つ厭世哲学を説くハルトマンの如きは畢竟(〔ひっきょう〕)ずるに一種の精神病者に過ぎないと彼は断言した...
夏目漱石 「点頭録」
...畢竟(ひっきょう)は同じ血をわけた兄弟といわれても致し方はない...
野村胡堂 「随筆銭形平次」
...お袋(ふくろ)などが口廣(くちひろ)い事(こと)は言(い)へど亥之(いの)が昨今(さくこん)の月給(げつきう)に有(あり)ついたも必竟(ひつきやう)は原田(はらだ)さんの口入(くちい)れではなからうか...
樋口一葉 「十三夜」
...畢竟(ひっきょう)...
火野葦平 「花と龍」
...畢竟(ひっきょう)この類の人は...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...あの夢中さ加減は仕事の熱心よりも畢竟彼にもサバトの陶酔でなくつて...
牧野信一 「ユリイカ・独言」
...最後に特殊科学の究竟(きゅうきょう)的な研究は哲学への第三の道として私たちの前に開けている...
三木清 「語られざる哲学」
...竟に長壽を保てり...
箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...それは蒐集としても畢竟(ひっきょう)二義的な性質を出ないものである...
柳宗悦 「民藝四十年」
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