...直ちに此の如き論理的遊戲の空しさを看破するであらう...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...教育者の生活――彼等の生活こそ In Abstracto に實行の生活である――の空しさを見れば誰か面を背けて逃出さぬを得よう...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...而もその空しさと穢さとを意識し拔いてゐながら...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...俺が世間的歡樂に對して空しさと淋しさとを感ぜずにゐられぬ最後の理由も亦「全體」に對する...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...俺の心に現實の生活の空しさが淋しく映つてゐる限り...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...その空しさに眼をつぶっていると...
豊島与志雄 「悪夢」
...そしてこの慘(みじ)めな侘びしい氣持では――一縷(る)の望みもなくなつたこの空しさでは...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...※(まれ)なる理会の何んといふ空しさだ...
逸見猶吉 「逸見猶吉詩集」
...見てゐる多田君は取りつく島を失つたやうな空しさを覚えた...
北條民雄 「戯画」
...そんなものの何んにもない此のおれは一体どうすれば好いのか? 此の頃のおれの心の空しさは何処から来ているのだ? ……」そう云う彼の心の空しさなど何事も知らないでいるようなおよう達に逢っていると...
堀辰雄 「菜穂子」
...その姑の手紙の中に何かいままでの空しさとは違ったものを徐々に感じ出してはいた...
堀辰雄 「菜穂子」
...酷く馬鹿/\しく迷惑なやうな空しさゝへ誘はれて...
牧野信一 「奇友往来」
...この空しさの中で次々に抒情味を感じてゐれば...
牧野信一 「まぼろし」
...やはりそれ特有の空しさと弱さとをたくさんにもっている...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...空はフランス色の鮮やかな空しさで静静としていた...
横光利一 「旅愁」
...忽ち押し流されてしまうそぞろな空しさだと思われた...
横光利一 「旅愁」
...味気ない空しさでも抱いてるような彼に見える...
吉川英治 「私本太平記」
...都にとどまる空しさより...
吉川英治 「平の将門」
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