...共に天稟(てんぴん)の智能を遺憾なく教育せしむることとなっている...
大隈重信 「現代の婦人に告ぐ」
...若い頃の天稟(てんぴん)のものを...
太宰治 「炎天汗談」
...されば始めは格別将来の目算もなくただ好きにまかせて一生懸命(けんめい)に技を研(みが)いたのであろうが天稟(てんぴん)の才能に熱心が拍車(はくしゃ)をかけたので...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...天稟(てんりん)の美質を宿す松雪院の悲歎と悔恨とを眼の前にしては...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...道化は天稟の名人...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...君の気稟は又譬へば地面に直角に立つ一本の竹である...
萩原朔太郎 「月に吠える」
...その人の稟性(ひんせい)において進歩の方法順序において相異あるがために...
正岡子規 「俳諧大要」
...今はもっとちゃんと稟質としてそこにあるもの...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...如何天稟蒲柳質...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...八月廿一日に公に稟(まう)して柏軒の喪を発した...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...飯田安石をして県庁に稟(まう)さしめた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...「松峰院妙実日相信女、己丑(きちゅう)明和六年四月廿三日」とあるのは、輔之の妻、「源静院妙境信女、庚戌(こうじゅつ)寛政二年四月十三日」とあるのは、允成(ただしげ)の初(はじめ)の妻田中氏(うじ)、「寿松院妙遠日量信女、文政十二己丑(きちゅう)六月十四日」とあるのは、抽斎の生母岩田氏(いわたうじ)縫(ぬい)、「妙稟童女、父名允成、母川崎氏、寛政六年甲寅(こういん)三月七日、三歳而夭、俗名逸」とあるのも、「曇華(どんげ)水子(すいし)、文化八年辛未(しんび)閏(じゅん)二月十四日」とあるのも、並(ならび)に皆允成の女(むすめ)である...
森鴎外 「渋江抽斎」
...此の潜める生来の彼の高貴な稟性は...
横光利一 「新感覚論」
...清洲に在る織田信雄に稟議(りんぎ)して...
吉川英治 「新書太閤記」
...その人の天稟(てんぴん)がないか...
吉川英治 「親鸞」
...気稟(きひん)がみえる」「人物らしいな」と...
吉川英治 「宮本武蔵」
...看栄稟達和尚(りんたつおしょう)の創始されたという...
吉川英治 「宮本武蔵」
...ただ芸術を解し得る気稟(きひん)を持つものは...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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