...稍(やや)わざとらしく微笑しながら...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...稍優秀な頭脳を有つた丈けの欧羅巴人の誰彼によつてゞも...
生田長江 「ニイチエ雑観」
...赤児が稍大きい声で泣き出した...
石川啄木 「二筋の血」
...○十二日 小雨、稍(やや)寒し...
伊藤左千夫 「草花日記」
...稍氣の利きたる名づけ方也...
大町桂月 「春の筑波山」
...其形跡の稍著しきを認むるも太古の高級神話...
高木敏雄 「比較神話学」
...其(そ)の時(とき)は只(たゞ)自分等(じぶんら)の陰翳(かげ)が稍(やゝ)長(なが)く庭(には)の土(つち)に映(えい)じて...
長塚節 「土」
...あまりに缺點がない英雄であるために稍々吾人の同情を離れる傾きがある...
成瀬無極 「「トンネル」に就いて」
...稍々(やや)学問あり智識ありながら...
二葉亭四迷 「浮雲」
...稍(やや)調子付いて来て...
二葉亭四迷 「平凡」
...私は稍まとまつた小説を書き終ると...
牧野信一 「西部劇通信」
...私は彼等が其処に現れて体操をはぢめると、つい、そつちばかりに気をとられて(殊に水兵服の満里子の颯爽たる姿を眼にすると――)勉強の方が留守になるので、稍迷惑さうに、どうして僕達の目の先でばかり運動するのだ、砂地に降りるか、でなければもつと人家の見へぬ方へ行つた方が虚心になれさうなものなのに! といふやうなことをなぢると、不図満里子君は顔をあからめて、「マストの上に立つたつもりにならなければいけないんですもの、そして何処かに見てゐる人を感じながらでないと、気分が出ないのよ...
牧野信一 「満里子のこと」
...稍暫くいろ/\な踊りが続いてゐるうちに...
牧野信一 「夜の奇蹟」
...もつともガラスとラムプの距離は一間余りあるので火の影は揺れて稍大きく見える...
正岡子規 「ラムプの影」
...稍々利己的な積極的解釈さえ加えて居たのである...
宮本百合子 「傾く日」
...彼が常より稍(やや)能弁になっているのに気が附くだろう...
森鴎外 「雁」
...稍(やゝ)厚くて硬(かた)さうに見える...
森鴎外 「魔睡」
...十日(とをか)目にアラビヤと亜弗利加(アフリカ)が稍(やゝ)近く見え初める様に成つて夜間は毛布を重ねて寝る必要があつた...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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