...この天変が程よくきりあげてくれた感謝であった...
鷹野つぎ 「窓」
...からだの工合が近頃覺えない程よくなつて仕事の進捗もよくなつた...
寺田寅彦 「伊香保」
...程よく整っていて...
豊島与志雄 「或る男の手記」
...程よく席につかして...
豊島与志雄 「操守」
...程よく盃をあけてる彼は...
豊島与志雄 「立枯れ」
...私は程よく辞し去った...
豊島与志雄 「紫の壜」
...風ひいとくれるとどもならんが」「………」「朝目がさめるとさいが おお おお また命があつたわやあと思つてなも……」話はいつになつても尽きさうになかつたが私は程よくきりあげて眠りについた...
中勘助 「銀の匙」
...今は色と慾の精脂(あぶら)でシットリと程よく艶(つや)布巾をかけられ...
久生十蘭 「魔都」
...程よく奴等の魂を眠らせてやつた後に...
牧野信一 「武者窓日記」
...今は労働つづきで疲れるから全く枕につくとすぐという程よく眠ります...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...程よく間隔を取ろうとした計画が現われている...
柳田国男 「年中行事覚書」
...「おそくなって済みません」女中はこう云って行燈の火を程よくかきたて...
山本周五郎 「風流太平記」
...程よく、勘定をすまして、石和屋(いさわや)の軒を出ると、短い竹林をぬけてゆく間に、九兵衛がそれについて何かの意見をしたようです...
吉川英治 「江戸三国志」
...世間は兎角(とかく)、程よく、よろけて歩くのがよろしいよ』『でも、誰も通りはいたしませぬ』『それ、犬が通る...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...すすめる酒を程よくすまし...
吉川英治 「八寒道中」
...というような刺激は程よく飽和するが...
吉川英治 「宮本武蔵」
...程よく削(そ)ぎ取ってある弛(ゆる)みから生れてくるのでございまする...
吉川英治 「宮本武蔵」
...あの草鞋を程よく兩足に穿(は)きしめて大地の上に立つと...
若山牧水 「樹木とその葉」
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