...甚だ稀有ながら此刹那の餘光を身に浴びて...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...先年ドイツ国ベルリンの大学で学生中に花柳病に罹つて居ない学生の稀なるを知つて大に愕き...
丘浅次郎 「人類の将来」
...そのうちの2つは非常に稀にしか使うことはなく...
ジョン・スノウ John Snow 水上茂樹訳 「コレラの伝染様式について」
...この土地の一段と人跡稀な部分――「新しき森...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...世に稀(まれ)な美女であると噂(うわさ)の高いその容姿を...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...そうそう解決のつかぬような困難の起る事は普通の場合には稀である...
寺田寅彦 「物理学実験の教授について」
...感じが稀薄になるからでもあるが...
徳田秋声 「風呂桶」
...これは極く稀な例であつて...
内藤湖南 「日本上古の状態」
...人力車を見ることさへ稀であつた...
永井荷風 「冬の夜がたり」
...稀れな例外としては...
中谷宇吉郎 「兎の耳」
...宗助にも御米にも思い掛けないほど稀(たま)な客なので...
夏目漱石 「門」
...極く稀れに特別の例外でしかない...
萩原朔太郎 「僕の孤独癖について」
...善良さは稀(まれ)に見るほどの女性である末摘花のもとに使われて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...雅致の点において蓋(けだ)し鶏龍山窯に比敵し得るものは稀であると云っても過言ではないであろう...
柳宗悦 「工藝の道」
...現在もなお稀ならず農村には残っている...
柳田国男 「海上の道」
...店舗(みせや)は稀にしかない住宅区域の...
山下利三郎 「誘拐者」
...女はごく稀(まれ)な例を除いて...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...この村に稀世の英傑が宿する兆(しらせ)じゃと...
吉川英治 「三国志」
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