...翌日から警部は病気と称して引籠(ひきこも)ってしまったのです...
海野十三 「赤耀館事件の真相」
...この女は事件のあった日から病気と称して一間にとじこもり...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...それ故以前には水揚場と称してこの泥を冠ると泥が培養になったのだが...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...特に実用に重きを置くと称して...
丘浅次郎 「理科教育の根底」
...恐らく佐助は鵙屋の暖簾(のれん)を分けてもらい一介(いっかい)の薬種商として平凡(へいぼん)に世を終ったであろう後年盲目となり検校の位を称してからも常に自分の技は遠く春琴に及ばずと為(な)し全くお師匠様の啓発(けいはつ)によってここまで来たのであるといっていた...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...文学者に地理書の編輯! 渠は自分が地理の趣味を有っているからと称して進んでこれに従事しているが...
田山花袋 「蒲団」
...お撫(さす)りと称して...
富田常雄 「面」
...俗に『追い腹』と称してこれを行うた...
中山太郎 「本朝変態葬礼史」
...病気と称して参覲を怠る殿様...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...其処に夏を過ごしに来る外人たちがこの谷を称して幸福の谷と云っているとか...
堀辰雄 「風立ちぬ」
...独りで勉強と称して新しい家を占めてゐたので...
牧野信一 「父の百ヶ日前後」
...この海帯こそ吾らが通称しているコンブすなわちコブの正しい漢名である...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...すなわち筑波嶺(つくばね)の雫(しずく)の田居(たい)などと称して...
柳田国男 「海上の道」
...道祖神(さえのかみ)の勧進(かんじん)と称して木竹藁(わら)を集めあるき...
柳田国男 「こども風土記」
...海上風波の場合に之を龍神に捧げると難破の厄を免かるべしと称して...
柳田國男 「どら猫観察記」
...特にイシイシと称して粳米(うるち)の粉を以て作ったものを...
柳田国男 「年中行事覚書」
...ときには珍種と称して送って来るものが...
山本周五郎 「山彦乙女」
...吉岡の十剣と自称している高弟のうちの一名だった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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