...然るにこの人々は天秤棒をかついで何マイルという遠方にまで行くのである...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...普通の秤に掛ければ...
魯迅 井上紅梅訳 「風波」
...あの創立者は天秤棒のさかな屋からわが國有數の御用商人になつた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...例えば天秤(てんびん)で重量を測るにしても...
寺田寅彦 「物理学実験の教授について」
...此夕台所(だいどこ)で大きな甘藍(きゃべつ)を秤(はかり)にかける...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...ギシギシと天秤がしまるほどだった...
徳永直 「こんにゃく売り」
...天秤棒は肩にめりこみそうに痛いし...
徳永直 「こんにゃく売り」
...棒のついた秤(はかり)とを取りおろした...
永井荷風 「買出し」
...お品(しな)は田圃(たんぼ)からあがる前(まへ)に天秤(てんびん)を卸(おろ)して左(ひだり)へ曲(まが)つた...
長塚節 「土」
...然れども其酸甘等の化學上の事は秤量にても平分す可きに非らず...
西周 「尚白箚記」
...札差の手數料は祿高百俵について金壹分、百俵以下は一分を限度として談合のことになつてゐたが、それは表面だけのことで、米相場の高低、秤の具合など、赤ん坊對手の商業のやうなものであつたらう...
長谷川時雨 「花火と大川端」
...天秤(てんびん)肩(かた)にして痛(いた)みはせぬか...
一葉女史 「大つごもり」
...持ち上げ得ず約束に依つて背中に三本の天秤棒を喰はされ逃げ帰りし者数人の多きに及んだのであつた...
三木貞一 「初代谷風梶之助」
...秤(はかり)も好いと評判せられて...
森鴎外 「渋江抽斎」
...おとなしく天秤の傾くがままに身を委せるのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...天秤棒(てんびんぼう)という者とがある...
柳田国男 「母の手毬歌」
...天秤(てんびん)を相手に明かし暮らすよりほかに楽しみがないようになった...
夢野久作 「暗黒公使」
...即ちその心臓を秤(はかり)にかけられて罪の軽重を秤(はか)られ...
夢野久作 「鼻の表現」
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