...福の神が舞い込んだことは自分にははなはだ気遣いだが...
魯迅 井上紅梅訳 「「吶喊」原序」
...つい一両日前からこのカフェの福の神となった化助の口から出たことであったけれど...
海野十三 「雷」
...袋猫々先生が特に探して来て下すった福の神で...
海野十三 「奇賊悲願」
...これは、福の神が、向こうからころげこんできたぞ」トラ十は、にわかに上きげんになった...
海野十三 「爆薬の花籠」
...ニコニコした福の神の体内に...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...福の神じゃ」お幸と来ては亭主以上の欲張り女...
江見水蔭 「備前天一坊」
...のんきに福の神の御入来を待つがよい...
太宰治 「新釈諸国噺」
...140われ慶福の神明と戰ふことを敢てせず...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...毛唐の爺さんと福の神とを間違えてさ!……またいつもの...
豊島与志雄 「神棚」
...身に余る福の神を背負いこむのだが……なかなかその人選が容易でないと...
中里介山 「大菩薩峠」
......
野口雨情 「未刊童謡」
...福の神の髻(たぶさ)を攫んで放さないと云う為事だ...
フレデリック・ブウテ Frederic Boutet 森鴎外訳 「橋の下」
...どうもこの福の神ゴ入来は少々当てにゃならんらしいから...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...佐平次の長広舌(何回か繰り返す)で「当家へ福の神が」云々は何回も繰り返したが「日の暮れになると坂の上から綱っ引きの車が四台」(故正蔵は自動車でしたが)は一回しか言わなかった...
正岡容 「随筆 寄席囃子」
...自分が福の神であったら今宵(こよい)この婆さんの内に往て...
正岡子規 「熊手と提灯」
...福の神は、渋面つくっていると、とかく、向うを向くと、言うによってな――」「いやいや、わしは、そんな心の閑(ひま)はない――場所柄も何も、言っていられぬ破目なのじゃ」と、長崎屋は、あたかも嘲りでも浴びせられたかのように、却って、ますますいきり立ったが、ふと、心を持ち変えたように、急に、両手を膝に置いて、「これは、広海屋さん、わしが、すこし、からんだ物の言い方を、しすぎたかも知れませぬ――そなたに、折り入っての頼みがありますので、それを、肯(き)いていただきたいのでございますが――」「え? 頼み? 何なりと――身に叶うことなら」何でもなげに広海屋は答える...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...福の神様が舞込んで来かかりますと...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...これあ福の神様ですばい...
夢野久作 「笑う唖女」
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