...先刻(さっき)から娘に通はす碧(あい)を湛(たた)へた目の美しさ...
泉鏡花 「印度更紗」
...――序(つい)でに無声会員は栗本勇之助、金光利平太(りへいだ)、虎石恵実(けいじつ)、大谷繞石、武井悌四郎(ていしろう)、林並木(へいぼく)、岡本勇、河東碧梧桐、高浜虚子という顔振れであった...
高浜虚子 「子規居士と余」
...その頃余も碧梧桐君も宝生金五郎(ほうしょうきんごろう)翁の勧めに従って脇連(わきづれ)などに出ていたのであった...
高浜虚子 「子規居士と余」
...少女は顔をそむけて一方の耳環の碧い玉を見せた...
田中貢太郎 「竇氏」
...―――失うて庭の前の雪となり飛んで海の上の風に因(よ)る九霄(きうせう)応(まさ)に侶(とも)を得たるなるべし三夜籠(ろう)に帰らず声は碧(みどり)の雲の外に断(た)え影は明(あきら)けき月の中に沈む郡斎(ぐんさい)これより後は誰(たれ)か白頭の翁に伴はん滋幹は他日成長してから...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...鮮かな碧い湖はやがて前に展けて...
田山花袋 「日光」
...この筆者は「唯見碧流水」と書いている...
中里介山 「大菩薩峠」
...南国らしい澄み透った空と紺碧の海があって...
野上豊一郎 「エトナ」
...時刻はもう十九時(午後七時)を過ぎているのに日中の光のまだ残ってる碧空に...
野上豊一郎 「吹雪のユンクフラウ」
...碧血(へきけつ)に染んで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...天地の碧藍(みどり)が...
長谷川時雨 「モルガンお雪」
...蔦(つた)の絡(から)んだバルコニーの上にくっきりと碧(あお)い空が覗(のぞ)いていた...
原民喜 「美しき死の岸に」
...そのまわりには銀碧(ぎんぺき)の色湿(うるお)う茂みに...
ホーフマンスタール Hugo von Hofmannsthal 木下杢太郎訳 「チチアンの死」
...メアリの怜悧(れいり)な碧眼(へきがん)を見て...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...昨夜も大勢來て居つた友人(碧梧桐...
正岡子規 「九月十四日の朝」
......
吉川英治 「三国志」
...千尺の崖下に万古の聖泉を撫しつつ昼は紺碧の空を宿し...
吉田絃二郎 「八月の霧島」
...紺碧(こんぺき)の空(そら)の幕(まく)からくり拔(ぬ)いたやうに鮮(あざ)やかだつた...
若杉鳥子 「彼女こゝに眠る」
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