...碌に身動きさへもしない...
芥川龍之介 「酒虫」
...丁度碌に体も拭かずに湯を上つた時のやうな...
芥川龍之介 「文芸鑑賞講座」
...乳も碌に飲まない中に母犬(おふくろ)には別れ...
内田魯庵 「犬物語」
...ですから自分は一人で書斎に入ったきり食事も碌にせず...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「消えた霊媒女」
...かえってまだ碌に監獄っ気の抜けないうちに来たのだから...
大杉栄 「獄中消息」
...まだ碌に手廻しもできなかったろう...
大杉栄 「獄中消息」
...私は彼らの返事は碌にも聞かず...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...諸君の日常御心配下さる所のことは是れに似寄つたこと許り今の日本に多いのでがすから格段珍らしいと思召さぬか知りませぬが私は廣く新聞も碌に見ることが出來ませぬで唯此處に居りまして昨年一昨年以來谷中村に這入り込んで居りまして...
田中正造 「土地兼併の罪惡」
...『碌に銭を持たねえで...
田山花袋 「朝」
...恐らく死の可能などは碌に信じてもいなかったろう...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「妻」
...おれの傍へは碌に寄りついてもくれなかつたんだ...
徳田秋聲 「老苦」
...碌に人に挨拶もできない奴ばかりぢやないか」と弟達にあてこすることもあつた...
原民喜 「壊滅の序曲」
...一兵卒にすぎない彼は野戦病院で殆ど碌に看護も受けないで死に晒されたのであった...
原民喜 「翳」
...それで、おれは、手紙を出そうかとも考えてみたんじゃが、……碌に、字は知らんし、文章も書けんもんじゃけ、……」暗くてわからなかったけれども、そういう金五郎の顔には、悲しげな自嘲の表情が湧いたように思われた...
火野葦平 「花と龍」
...ゐないから碌に出来ない...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...嬶も子供も碌に飯はねえ……」憲兵等は反り身になり胡散気(うさんげ)に睨んだ...
本庄陸男 「お菜のない弁当」
...碌にしみじみ話をする機会も無い間(うち)に...
松崎天民 「友人一家の死」
...汝は瓦師方にありて碌に食料をくれず骨と皮ばかりに痩(や)せて困苦労働したるに...
南方熊楠 「十二支考」
ランダム例文:
便利!手書き漢字入力検索
- 野球選手の佐々木朗希さん: ドジャースの投手で、BIGBANGメンバーと交流した。 ⚾️
- 野球選手の今井達也さん: 右腕の疲労でIL入りも構造的な問題はなし ⚾
- 野球選手の大谷翔平さん: ドジャースの「1番・DH」として出場、連続出塁記録に挑む ⚾
時事ニュース漢字 📺
