...男と女と話をすればきっと碌なことはない...
魯迅 井上紅梅訳 「阿Q正伝」
...碌な事をしをらん...
内田魯庵 「家庭の読書室」
...それはともかくもこういう少年が成長したところで碌な者になるはずはない...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「魂の喘ぎ」
...みんなきっと碌な返事はできやしない...
大杉栄 「獄中記」
...両親の何れに似ても碌な者には成りさうもない月足らずの児が...
丘浅次郎 「人類の将来」
...切角の卒業生も無産者の娘では碌な処へ嫁にも行けまい...
戸坂潤 「社会時評」
...何れ碌なことには出逢わないのだし……はて?広い通りの十字街だった...
豊島与志雄 「神棚」
...碌な仕事は出来ない...
夏目漱石 「それから」
...どうせ碌な所ではあるまい...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...夫が碌な着物一枚さえ拵(こしら)えてやらないのに...
夏目漱石 「道草」
...碌な茶も出さない...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...今日など人を訪ねたところで碌なことはありはしない...
原民喜 「かげろふ断章」
...後々まで碌なことは言われないような始末にならんとも限りませんぜ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...「かごや」をやってしみ/″\うちには碌な役者のゐないことが分る...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...少女歌劇の出には碌なのがゐない...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...但し僕のは碌なものは出來さうもありません...
堀辰雄 「(芥川龍之介の書翰に就いて)」
...いつも憤(む)つとしてゐるやうな不気嫌さうな赤銅色の大きな顔で相手が何か話しかけても碌な返事もせず反方(そつぽ)の空ばかり向いてゐるのだ...
牧野信一 「その村を憶ひて」
...神様を相手に喧嘩を吹きかけるやうな人間はどうせ碌な最期を遂げる気づかひはありません...
牧野信一 「『ユリイカ』挿話」
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