...そこで彼は、モロ殺しのことも、ハルクを捨てたことも、知らん顔をして、悠々(ゆうゆう)と火薬船ノーマ号へもどってきたのであった...
海野十三 「火薬船」
...わざと知らん顔してたのよ」「照ちゃんは清さんを知ってたのか...
高見順 「いやな感じ」
...私も知らん顔もしていられないから...
谷譲次 「踊る地平線」
...品子が呼ぶと知らん顔をしていたものだのに...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...知らん顔をしているのであった...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...知らん顔をしていらっしゃるじゃないの...
中里介山 「大菩薩峠」
...知らん顔で迎えました...
夏目漱石 「こころ」
...「ぴん助やきしゃごが何を云ったって知らん顔をしておればいいじゃないか...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...知らん顔をしていれば差(さ)し支(つか)えないようなものの...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...喜三郎に声を掛けられなかったらそのまま知らん顔をして行く心算(つもり)だったでしょう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お栄は万事心得て知らん顔をしたのだろう」「何んだって...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...貯金でもして一生知らん顔でいようと思った...
林芙美子 「帯広まで」
...が、その次ぎにみんなが又その生籬のところに来て、蓮華の花をやり出したとき、私が八ツ手の葉かげから見ていても、お竜ちゃんはみんなと手をつなぎ合ったまま、ときどき私の方をちらっちらっと見るきりで、知らん顔をして、みんなと遊びを続けていた...
堀辰雄 「幼年時代」
...知らん顔をしてやるのよ...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...おれは知らん顔をしといてやるから……」彼女は湯冷めで真白になった全身を...
夢野久作 「鉄鎚」
...知らん顔をしていたっけが」正直のところ...
夢野久作 「近眼芸妓と迷宮事件」
...俺は飽く迄も知らん顔をしてくれよう――といったような極度に意地の悪い考えと...
夢野久作 「巡査辞職」
...知らん顔をして仕事の手を続けていた...
蘭郁二郎 「脳波操縦士」
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