...我国の誰人にも知られずにいたというのは...
海野十三 「流線間諜」
...三十五清三の中田通いは誰にも知られずに冬が来てその年も暮れた...
田山花袋 「田舎教師」
...Sに知られずに足さなければならない用事を足さうと思つたが...
田山録弥 「海をわたる」
...さらに人知れず――彼女自身からも知られずに――運命の痕跡(こんせき)が...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...階子段の下の六畳に休んでいる嘉七と春松に知られずに...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そして本当の事は知られずにゐる...
別所梅之助 「石を積む」
...誰からも知られずに...
堀辰雄 「「オルジェル伯爵の舞踏會」」
...誰にも知られずに...
堀辰雄 「生者と死者」
...自分はこういうところで孤独な晩年を過しながら誰にも知られずに死んでゆきたいなどと御常談(じょうだん)のようにお書きになって寄こされたこともあったが...
堀辰雄 「楡の家」
...自分が邸宅正面から出て行ったことを知られずに...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...王子に見知られずに日が出るまで王宮に還らぬはずだと...
南方熊楠 「十二支考」
...他人に知られずにすむべき内輪の恥がパッと世間に拡がった様な気がして...
宮本百合子 「栄蔵の死」
...知られずにいる事柄にそれらを比較したら無も同然であろう...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...我々がやっと知っている事柄の百倍もの事柄が知られずにいるのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ひとに知られずに播いた一つの種の成長を眺めることの美しさ...
山崎富栄 「雨の玉川心中」
...殆んど知られずに過ぎたりき...
山路愛山 「明治文学史」
...誰にも知られずに終るようであった...
山本周五郎 「季節のない街」
...ジェームス・ヴェンはセルビイの墓地に名も知られずに葬られたし...
渡辺温 「絵姿」
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