...×矜誇、愛慾、疑惑――あらゆる罪は三千年来、この三者から発してゐる...
芥川龍之介 「河童」
...――宗教、矜持、失望、休息欲、復讐欲...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
......
武田祐吉 「古事記」
...矜羯羅(あしたか)のように走る男もあれば...
田中貢太郎 「春心」
...こゝそこに咲きみだれてゐる鬼百合はまつたく炎天の花といひたい矜持をかゞやかしてゐる...
種田山頭火 「行乞記」
...遠い先のことに朧げな矜(ほこり)を感じていた...
徳田秋声 「あらくれ」
...自ら華族の矜式たらむと任ずるや太だ高し其氣格の雄大なる其品性の清高なる...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...彼女は卑下と矜持(きょうじ)との交り合った性格だった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彼は内心の二つの矜(ほこ)りをあくまでも把持していった...
豊島与志雄 「反抗」
...自矜心(じきょうしん)の高い彼にとって...
中島敦 「李陵」
...私の傷(きずつ)けられた矜持(ほこり)の痛みが...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...われら敢(あえ)て自ら矜(ほこ)るに非ざれどもそれほどまでに西人を崇拝しをらず...
正岡子規 「人々に答ふ」
...哲学史の知識を自己の博学を矜る具に供したり社交場裡の話柄に用いたりして得意気に満足しておる人...
三木清 「語られざる哲学」
...論説を書いた人々は社会の木鐸であるというその時分愛好された表現そのままの責任と同時に矜持もあったことだと思う...
宮本百合子 「明日への新聞」
...こういうことが原因になつて彼は自分に大きな矜恃をもつようになり...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...あの頃の大觀や古徑や春草や誰や彼が矜持してゐた苦節とか氣概とか...
吉川英治 「折々の記」
...独り矜持(きょうじ)を高くもっていたのである...
吉川英治 「三国志」
...不行儀をもってむしろ矜(ほこ)るようなところがあった...
吉川英治 「新書太閤記」
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