...何も彼のする事と矛盾してゐる時のみではない...
芥川龍之介 「山鴫」
...それは矛盾(むじゅん)しているようであったが...
梅崎春生 「幻化」
...そこにはなはだしい矛盾が生ずる...
丘浅次郎 「人間生活の矛盾」
...矛盾も二重性もありはしない...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...矛盾律、その裏をかえせば同一律だが、この矛盾律を思考の最後の又は殆んど唯一の根拠とし、思想の枢軸とすることは、つまり機械論=機械主義の論理を採用することの宣言を意味する以外の何ものでもない...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...無理にそれを片づけようとするならばそれこそ真の矛盾に陥(おちい)る訳じゃなかろうかと思います...
夏目漱石 「中味と形式」
...かかる意味において矛盾的自己同一的でなければならない...
西田幾多郎 「絶対矛盾的自己同一」
...即ち主体と環境との矛盾的自己同一にあるのでなければならない...
西田幾多郎 「絶対矛盾的自己同一」
...彼等自身の文学論が始めから既に認識上で矛盾していた...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...矛盾や不合理を免れているであろう...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...一の範疇が自己自身に内在する矛盾に追ひ立てられて他の範疇へ移行する過程である...
三木清 「歴史哲學」
...矢筒その上に鳴り鎗に矛(ほこ)相閃爍(きらめ)く...
南方熊楠 「十二支考」
...当然矛盾ももっている...
宮本百合子 「あとがき(『宮本百合子選集』第十巻)」
...遂にかくされていた諸矛盾がそろそろその作用をあらわしはじめた時...
宮本百合子 「現代の心をこめて」
...作られる品にはむしろ退歩が目立つのは大きな矛盾といわねばなりません...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...もう堪忍ならぬ」りゅうりゅうと矛(ほこ)をしごいて...
吉川英治 「三国志」
...矛を逆さに植えたような氷柱(つらら)の簾(すだれ)の下に...
吉川英治 「平の将門」
...矛盾し撞着する道(ことば)に出逢った場合我々はどこに究極の仏法を認むべきであるか...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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