...サン・ピエトロに登つて羅馬を瞰下した...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...それは私に智的生活の鳥瞰図(ちょうかんず)を開展する...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...林(りんゑつ)沼澤を下瞰(かかん)するが如くなりき...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...おぼろげながら判然(はっきり)と廉平の目に瞰下(みおろ)された...
泉鏡花 「悪獣篇」
...麓(ふもと)を瞰下(みおろ)しながら...
泉鏡花 「貝の穴に河童の居る事」
...そしてきよと/\したやうに思へる目でかの女(ぢよ)を瞰みつけて...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...こはい目をしてこちらを瞰(にら)みつける...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...その時投げ出していた足をお重の鼻先に突き出して黙ってお重を瞰(ね)めつけていた...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...」と言いかけて氏は堅く口を緘(と)じて鋭い目で前方を瞰(にら)んでいた...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...科学上の権威者と称せらるる者はなるべく広い方面にわたってこの境界線の鳥瞰図を持っている人である...
寺田寅彦 「科学上における権威の価値と弊害」
...そうでなければ批評は批評対象物の客観的な意義を鳥瞰的に圏外から要約して剔出出来ない筈なのだが...
戸坂潤 「思想としての文学」
......
仲村渠 「すらんらん集」
...長い紙の面を瞰下(みおろ)しながら右の肩を脱いでその袂(たもと)をうしろに刎ねた...
本庄陸男 「石狩川」
...直下に烏帽子沢を俯瞰してまことに気味が悪い...
松濤明 「一ノ倉沢南稜」
...天子の御葬儀を俯瞰(ふかん)していたという鬼などは...
柳田国男 「山の人生」
...足もとを俯瞰(みおろ)すと...
吉川英治 「神州天馬侠」
...高地から敵を俯瞰(ふかん)して打つの有利に立った方がまず勝ちであろう」また必然...
吉川英治 「新書太閤記」
...芝居小屋にかかげられた幟(のぼり)の列を俯瞰(ふかん)する...
吉行エイスケ 「大阪万華鏡」
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