...竹山の眼には機敏な觀察力が、瞬く間閃いた...
石川啄木 「病院の窓」
...――瞬く間である...
泉鏡花 「絵本の春」
...瞬く間に母はそれをして蓋をはね開けた...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...「これは少し硬いよ」と顏をしかめられたが瞬く間に其一杯は食べてしまはれて...
高濱虚子 「俳諧師」
...「斯うすると少しは柔かくなりますてや」と言つて又二杯目を瞬く間に召上る...
高濱虚子 「俳諧師」
...色男の器量を瞬く間に下げて了ったようで...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...三の的も……瞬く間に打ち砕いて...
中里介山 「大菩薩峠」
...それから例の早い足で瞬く間に甲信の国境まで来てしまい...
中里介山 「大菩薩峠」
...『凧刻んで夜の壁に描き得た我が霊妙なる壁画を瞬く間に擾して...
中島敦 「鏡花氏の文章」
...瞬く間に一枚挽ける又挽ける...
長塚節 「才丸行き」
...瞬く間に心地よく出てきにけり...
久生十蘭 「玉取物語」
...この火がちょうど稲妻のきらめきのように瞬く間に消えてなくなると...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...そして瞬く間に、無味無痛に充満した強力な睡魔(ねむけ)の下にわたしを圧しつぶしてしまう...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...現今のような幇間(ほうかん)式お稽古の流行時代だったら瞬く間に翁の門下は絶滅していたであろう...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...名前の通り瞬く間に都に到着しますと...
夢野久作 「白髪小僧」
...瞬く間に過ぎてしまって...
蘭郁二郎 「宇宙爆撃」
...丁度昨日一昨日その長雨があがると同時にほんとに瞬く間に見まがうほどの紅葉の山と染まったのを見て驚いたのであった...
若山牧水 「みなかみ紀行」
...郷里の家邸から地面をも瞬く間に飮んでしまひ...
若山牧水 「山寺」
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