...ややもすれば我れをして後(しり)えに瞠若(どうじゃく)たらしめんとすといえども...
有島武郎 「星座」
...ウヰツテを有する戦敗国の文明に対して何等後(しり)へに瞠若(だうじやく)たるの点なきや否や...
石川啄木 「渋民村より」
...真に思ひ切つたる豪胆無比の御裁決、三浦さまほどの御大身も何もかも、いつさい、御眼中に無く、謂はば天理の指示のままに、さらりと御申渡しなさる御有様は、毎度の事とは申しながら、ただもう瞠若、感嘆のほかございませんでした...
太宰治 「右大臣実朝」
...七つ八つの頃(ころ)から見る人すべて瞠若(どうじゃく)し...
太宰治 「新釈諸国噺」
...いまさらながら日本の不思議な力に瞠若(どうじゃく)驚歎したように私には見受けられた...
太宰治 「惜別」
...彼らかえってその後に瞠若(どうじゃく)し...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...ギョッとしたようすで一二歩後えに瞠若したが...
久生十蘭 「魔都」
...人の後(しりえ)に瞠若(どうじゃく)として卑屈慚愧(ざんき)の状を呈すること...
福沢諭吉 「日本男子論」
...客瞠若たり...
正岡子規 「読書弁」
...その後に瞠若(どうじゃく)たりでは詰まらぬ...
南方熊楠 「十二支考」
...ところがこの牧師も瞠若(どうじゃく)と尻餅を搗(つ)かにゃならぬ珍報が一八六二年の諸新聞紙に出た...
南方熊楠 「十二支考」
...群衆瞠若(どうじゃく)として開いた道を通って海に入り神を礼し...
南方熊楠 「十二支考」
...大の男を瞠若(どうじゃく)たらしめるだけのものなのである...
宮本百合子 「新しい婦人の職場と任務」
...占星術の予言は世人を常に瞠若たらしめる適中を示しました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...彼は世の称讃する大家先生の前に瞠若たるものに非らず...
山路愛山 「明治文学史」
...如何なる名外交家と雖(いえど)も後(しりえ)に瞠若(どうじゃく)たらしむる底(てい)の難解問題となっているのであるが...
夢野久作 「謡曲黒白談」
...瞠若(どうじゃく)として彼女の顔を眺めている反耶の首に垂れ下げた...
横光利一 「日輪」
...女はオッパイ小僧も瞠若たる肌を露出する時に...
吉川英治 「随筆 新平家」
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