...悪名(あくみょう)を着せるとは怪(け)しからぬやつじゃ...
芥川龍之介 「二人小町」
...貴様の兄貴に着せるんだから...
有島武郎 「ドモ又の死」
...早くお着きなさいよ」子供の湯上りに母親が衣類を着せるようにして着せ掛った...
江見水蔭 「死剣と生縄」
...「そんなものを私に着せるのですか」「でもほかにはないんですもの」と肩へかける...
鈴木三重吉 「千鳥」
...着せる着せないで談(はなし)がその日も縺(もつ)れていたが...
徳田秋声 「あらくれ」
...着せるものにも余り満足しないやうな風なので...
徳田秋声 「チビの魂」
...思想に妙な制服を着せるなどは朝飯前だ...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...それに芸術の衣を着せることにほかならない...
豊島与志雄 「現代小説展望」
...おのれに有利な虚構の上に必要の仮面を着せるに巧みなそれら政治家の言によれば...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...だれもそのために私に罪を着せることなんかできないだろうよ...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...銀の留金のついた爪先の反(そ)った妙な靴……そんなものを一揃えとりだしてわたしに着せると...
久生十蘭 「ハムレット」
...外部の人間に罪を着せる...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...私が衣服を着せるとまた破き(常に帯などの堅いのをきろうていた母なので仕方もないが)...
三浦環 「お蝶夫人」
...あなたに自分の好きなものを着せるうれしさ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...そこは一番深い緑につつまれてゐてきつと石に青みを着せるやうな雨露がふるからです...
室生犀星 「星より來れる者」
...やはり一日のうちに織って縫って着せる...
柳田国男 「母の手毬歌」
...流血惨澹たる帝国ホテル丸の内一帯戦場同様の大混乱団長B・ストーン氏逸早くも行方を晦ます前記の如く帝都空前の大椿事は僅か一時間足らずにて落着せるが...
夢野久作 「暗黒公使」
...狂女なら狂女という風に一定した……仮面に一番よくうつると同時に最も舞台効果ある服装の洗練純美化されたものを着せる...
夢野久作 「能とは何か」
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