...それから真新しい何畳(なんじょう)かの畳(たたみ)...
芥川龍之介 「母」
...其の下に真新しい榊(さかき)をさした徳利を置いてあった...
田中貢太郎 「海神に祈る」
...鼻の先に真新しい土をくつつけてまた房一の傍にもどつて来た...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...だのに今見ると三インチほどの真新しい傷が――ただの傷でなく間違いなく切られたものですよ...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「三枚の学生」
...直ぐ其側に二十坪程の木羽葺(こっぱぶき)の此山中にしては頗立派なまだ真新しい家が...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...外側から真新しい柄杓の底をコジ開けると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...一向使ったようにもない商売物の真新しい風呂桶を見ると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...真新しい看板に『さざなみ』と書き...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...真新しい天具帖(てんぐじょう)で包んだ紅皿が一つ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...山のうらの白樺の平地のほうにつづいている真新しいシュプールを見つけた...
久生十蘭 「キャラコさん」
...肩章も真新しい服に白手袋をはめた五十ばかりのチョビ鬚の男...
久生十蘭 「魔都」
...館は真新しい舟板の塀を囲(めぐ)らせて...
牧野信一 「水車小屋の日誌」
...そのすこし奥に真新しい造幣局が出来て...
「朝の風」
...互が互を感じ合う敏感さでは真新しい夫婦として生活をはじめる...
宮本百合子 「解説(『風知草』)」
...矢代は三人が結納のためいつか親戚になっている真新しい今日の事実も...
横光利一 「旅愁」
...舟板から水箒(みずぼうき)やもやいの棕梠縄(しゅろなわ)まで卸(おろ)したばかりの真新しい舟だった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...おりおり海浜の何処かで見る様な――や枯草には真新しい...
若山牧水 「みなかみ紀行」
...これも毛深い真新しい手袋を取って私に渡した...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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