...その真ん中で、Yは存分に、同志の力を借りては、集会や演説会のたびに群ってくる警官の群を翻弄して見せて得意になっておりました...
伊藤野枝 「ある男の堕落」
...太青洋の丁度真ん中に近いひろびろとした海底の下に...
海野十三 「二、〇〇〇年戦争」
...その真ん中に小さなとり手のついた長さ一尺ほどの細長い木の蓋が置いてある...
大杉栄 「獄中記」
...」と言う彼女の話によると、パリの真ん中に、未だ石油ランプを使っているうちがいくらでもあるんだそうだ...
大杉栄 「日本脱出記」
...八ケンというものが男湯と女湯との真ん中に点(つ)いていた...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...食堂の真ん中の空地(あき)を埋(うず)めて弾(ば)ね仕掛けのように踊る人々と...
谷譲次 「踊る地平線」
...土間の真ん中に突つ立つと...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...背筋を真ん中にして...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...江戸の真ん中で、三十の死体を、人目に触れないように処分する方法はありません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その代り江戸の真ん中へ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...隅田川の真ん中で引っくり返して...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...道の真ん中、競馬場から四百、五百メートルの所に突っ立った...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...マウント・モウリス町からブレント入江(クリイク)に至る一哩程のディクシイ国道の真ん中辺のところに...
牧逸馬 「双面獣」
...成吉思汗(ジンギスカン)あの、ほら、真ん中辺に、こんな大きな樹が三本立ってる森さ...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...天幕の真ん中に据ゑてある...
コロレンコ Vladimir Galaktionovick Korolenko 森林太郎訳 「樺太脱獄記」
...もう髪が薄くなっているうえに若い頃の髷のたたりで真ん中に大きな禿があるので...
矢田津世子 「茶粥の記」
...そっとのぞいてみると、鼈甲(べっこう)ぶちの眼鏡をかけた権内が、十畳の座敷いっぱいに金をならべて、その真ん中に、腕拱(うでぐ)みをしているのだった...
吉川英治 「雲霧閻魔帳」
...道場の真ん中にいた彼のそばへ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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