...そればかり見ているからおまえも目につくように窓の回りを飛び回ったらよかろうと教えてくれました...
有島武郎 「燕と王子」
...まず目につくのは趙家のうちじゅうの者と二日も御飯を食べないでいる若奥さんの顔も見えた...
魯迅 井上紅梅訳 「阿Q正伝」
...然(しか)し不吉なものが盛んに目につく時は...
海野十三 「人造人間事件」
...仏様はそれが目につくと...
薄田泣菫 「茶話」
...高座からもすぐ目につくと見えて皆三藏を見る...
高濱虚子 「俳諧師」
...普遍性に乏しいことが目につく...
時枝誠記 「国語学と国語教育」
...みすぼらしい蝙蝠(こうもり)や包みやレーザの畳のついた下駄などが目につくと...
徳田秋声 「あらくれ」
...未亡人になって初めてその美貌が人目につくようになったのでした...
豊島与志雄 「画舫」
...すぐ人目につくところで...
豊島与志雄 「山上湖」
...室にはいれば一番に目につくようにしておいた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...皿のっぺらぼうの焼け跡に目につくものは灰の中にぴかぴかと陽を反射している皿...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...一體に此の邊バスク地方では赤羅紗のベレ帽をかぶつた男が多く目につく...
野上豐一郎 「聖ロヨラ」
...たゞひどく目につくのは美妙斎の居丈高になつてすべてを否定してかゝつてゐる気焔である...
水野葉舟 「言文一致」
...あの「青葡萄」は何となし目につく...
宮本百合子 「紅葉山人と一葉女史」
...(b)わたしは中身が自ずから人目につくことを欲する...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...固い氷結した輝かしい氷が目につくばかりである...
吉江喬松 「山岳美觀」
...さきの誓書一束が供えられてあるのが一(ひと)しお目につく...
吉川英治 「新書太閤記」
...この娘の頸は目につくほど長かった...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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