...それを目あてに、あるいていきますと、やがて、林のようなところをぬけて、ひろい場所に出ました...
江戸川乱歩 「怪奇四十面相」
...日暮里(にっぽり)や品川(しながわ)のステイションなぞを目あてにうつッていくのです...
鈴木三重吉 「大震火災記」
...あるいは些少の金利を目あてに支払いを延期するなど...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...彼はそれを目あてに歩いて行った...
相馬泰三 「田舎医師の子」
...インテリゲンチャを目あてとする多少とも哲理的な新興宗教の企業時代だが...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...こゝに生活する人達を目あてに...
永井荷風 「勲章」
...その相手は資産目あての結婚であったため...
原民喜 「翳」
...目あてのはとばに船を停めてしまい...
本庄陸男 「石狩川」
...沢で燃す目あての煙はもくもくと立ちあがった...
本庄陸男 「石狩川」
...目あてとするのは...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...その妻になっている人は(初め経済的条件だけ目あてだったのが)今度はしんから心配したし...
宮本百合子 「獄中への手紙」
......
三好達治 「艸千里」
...祭礼とか秋忘れの寄合いを目あてに...
柳田国男 「木綿以前の事」
...兵庫くずしの姿を目あてに...
吉川英治 「江戸三国志」
...幡を目あてに近づいていた...
吉川英治 「三国志」
...五月四日という夏も初め頃の真澄(ますみ)の空に、ばくばくたる馬けむりや炎が立ったのを見て、坂東平野に住む、多分に原始的性格をもつ人間たちが、「それっ、合戦だ」と、こぞり立って、煙を目あてに、野の十方から、駈け出したことは、たしかに、ここの広い土壌にもめったにない大異変であった...
吉川英治 「平の将門」
...あなたはそこで待っていて下さい」犬の声を目あてに...
吉川英治 「宮本武蔵」
...一同がやって来る目あては...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
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