...老人の醜さをさらけ出して無益にも後を追はうとしました...
犬養健 「亜剌比亜人エルアフイ」
...貝原益軒(かいばらえきけん)の和州巡覧記に...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...不思議な坊主の噂は益々近県に聞えた...
田山花袋 「ある僧の奇蹟」
...それはいっさいの利益を束にしたよりもっと有利なのかもしれない――なぜなら...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...爾來閣下と益々情意の疏通を缺くに至れりと...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...前者は益々純真な光りを放ってくる...
豊島与志雄 「月評をして」
...そして田原さんは益々苦々しくなった...
豊島与志雄 「田原氏の犯罪」
...欲しければ取りにおいでと札を出したり引っ込ましたりしたがこれもまるで益(やく)に立たないんですって...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...娘の行先は益々わからなくなるばかりです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...四月三十日(日曜)三益から電話...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...川口松太郎来り、三益問題を話す、川口も仕方がないから三益はやめさせると言ふ、それもよからん...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...風は益々烈しく、山鳴が聞えて來た...
水上瀧太郎 「山を想ふ」
...問はぬをもなどかと問はで程ふるにいかばかりかは思ひ乱るる苦しかるらん君よりもわれぞ益田(ますだ)のいける甲斐(かひ)なきという歌が思われます...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...吉益東洞(よしますとうどう)...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...美濃安八(あはち)郡春近(はるちか)の井上氏に、伝えた書というのがそれであって、その模写を見ると鳥啼花落(ちょうていからく)と立派に書いて、下に梅菴(ばいあん)と署名してある、本名は板益亥正、年久しく井上家の後園に住む老狐であって、しばしば人間の形をもって来訪した...
柳田国男 「山の人生」
...益山は襷をしただけで草履をぬぎ...
山本周五郎 「いさましい話」
...それと共に烈風は益つのって...
吉川英治 「三国志」
...それによってわたくしが何か利益を得るわけでもなければ...
和辻哲郎 「非名誉教授の弁」
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