「皈」の意味
帰ること
小説での「皈」の使い方
...あの海岸を辿つて皈つた...
泉鏡花 「遺稿」
...宿へ皈(もど)ると...
泉鏡花 「遺稿」
...なきながら子をくわえて皈(かえ)って行(ゆ)く...
泉鏡花 「開扉一妖帖」
...雪天陽(てんやう)を離(はなれ)て降下(ふりくだ)り地に皈(かへれ)ば天陽(やう)の円(まろ)き象(かたどり)うせて地陰(いん)の方(かく)なる本形(ほんけい)に象(かたど)る...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...我は宿(やど)へ皈(かへ)り足にて遙(はるか)に行過(ゆきすぎ)たる頃(ころ)例(れい)の雪頽(なだれ)の音(おと)をきゝて...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...持皈(もちかへ)りて主(ぬし)を尋(たづね)ばやと鐺(かま)を手(て)にさげて二町ばかりあゆみしにしきりに重(おも)くなり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...志願(しぐわん)の所にまうでたる皈(かへ)るさなど...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...七兵衛源教(げんけう)を伴(ともな)ひて家に皈(かへ)り...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...弘法(ぐほふ)廿五年御歳六十の時洛(みやこ)に皈(かへり)玉へり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...皈家(きか)を急(いそぎ)しゆゑ剌(し)を入れざりしは今に遺憾(ゐかん)とす...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...ひろひとりて背(せ)に負(お)ひ皈(かへ)るに道すがら光ること前の如し...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...もう/\皈(かへ)りませうとて横町の闇をば出はなれて夜店の並ぶにぎやかなる小路を氣まぎらしにとぶら/\歩るけば...
樋口一葉 「にごりえ」
...皈りの遲きを母の親案じて尋ねに來てくれたをば時機(しほ)に家へは戻つたれど...
樋口一葉 「にごりえ」
...味噌麹一丸を携へ皈れり...
松浦武四郎 「他計甚※[#「麾」の「毛」に代えて「公の右上の欠けたもの」、第4水準2-94-57](竹島)雜誌」
...同月十八日竹島より出帆して同二十八日米子へ皈れり...
松浦武四郎 「他計甚※[#「麾」の「毛」に代えて「公の右上の欠けたもの」、第4水準2-94-57](竹島)雜誌」
...落ちぶれた姿で皈られては世間への手前もあり考えものである...
矢田津世子 「旅役者の妻より」
...幸い六年もいたお針さんが病気で皈った故四十人からいる雇人の縫物に困っているから気分さえよくば少しずつお針をしてくれ...
矢田津世子 「旅役者の妻より」
...皈りの自動車の中で紀久子はとりとめもなくおきえさんのことを考えていた...
矢田津世子 「父」
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