...陳(のぶれ)ば過日瘠我慢之説(やせがまんのせつ)と題したる草稿(そうこう)一冊を呈(てい)し候...
福沢諭吉 「瘠我慢の説」
...肥あり、瘠あり、黒あり、白あり、宛然一幅の南洋土蠻行列の圖也...
大町桂月 「白河の七日」
...野良猫の瘠せかじけたのがだらしなく身體を投げ出して...
薄田泣菫 「飛鳥寺」
...病院服(びょういんふく)を着(き)ている瘠(や)せた患者等(かんじゃら)が通(とお)ったり...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六号室」
...見る陰もなく瘠(や)せ衰えて...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...瘠我慢(やせがまん)にいうのではない...
中里介山 「生前身後の事」
...瘠(や)せこけたからだに眼を光らせて...
中里介山 「生前身後の事」
...聳えたる人は瘠(や)せた肩を動かして...
夏目漱石 「虞美人草」
...偶々「これやこの天高くしてみんな瘠せ」の一句を得て...
正岡容 「東京万花鏡」
...二十をほんのすこし出たばかり位の瘠せぎすな細君が...
「海流」
...「お前この前のときより瘠せたようだわね...
室生犀星 「童話」
...余り瘠せてはゐなかつたが...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...概して新しい試みの品は形が瘠(や)せて見劣りがしますが...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...……瘠せた小男は...
山川方夫 「恐怖の正体」
...斑白頭(はんぱくあたま)の瘠せこけた病身の人で...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...瘠せこけた身体(からだ)に引っかけた羊羹(ようかん)色のフロックコートの襟をコスリ直した犬田博士は顔を真赤にして謙遜した...
夢野久作 「S岬西洋婦人絞殺事件」
...その瘠せ衰えた髯だらけの恩人の姿を見た時に戸若は……ああ……済まない事をした……と思った...
夢野久作 「衝突心理」
...こうも瘠せ細るものであろうか――とお粂が今更のような考えごと...
吉川英治 「江戸三国志」
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