...瘠我慢(やせがまん)一篇の精神(せいしん)も専(もっぱ)らここに疑(うたがい)を存しあえてこれを後世の輿論(よろん)に質(ただ)さんとしたるものにして...
石河幹明 「瘠我慢の説」
...瘠(や)せさせれば貧弱になる...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...どっちかといえば瘠せ方(がた)の顔で...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...世を咀(のろ)う幾代(いくよ)の錆(さび)に瘠(や)せ尽くしたる鉄(くろがね)の火箸(ひばし)を握る...
夏目漱石 「虞美人草」
...そんな瘠(やせ)っこけた腕でできる稼業(かぎょう)じゃねえ」自分はだまっていた...
夏目漱石 「坑夫」
...字義通りに彼女は瘠せ衰えて...
葉山嘉樹 「淫賣婦」
...「食糧がないから瘠せたのです」彼はあたりまへのことを返事したつもりだつたが...
原民喜 「氷花」
...肩の怒って瘠せた男は画をやるのだが...
原民喜 「三人」
...威(おど)かしでもしたら立ちのくだろうってんで瘠(や)せた小僧に幽霊を一役やらせたところが...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...講和論者の姑息(こそく)を排(はい)して主戦論者の瘠我慢を取らざるべからず...
福沢諭吉 「瘠我慢の説」
...本来立国(りっこく)の要は瘠我慢(やせがまん)の一義に在(あ)り...
福沢諭吉 「瘠我慢の説」
...瘠せ乾からびた彼等の震える音だけがその荒野にきこえる息であった...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「浅瀬に洗う女」
...「芸」に瘠するの思いさえした...
正岡容 「小説 圓朝」
...餘りに凝りすぎて瘠せた庭々のなかを歩いてくると...
室生犀星 「京洛日記」
...だんだん瘠せほそってゆくのだ...
室生犀星 「香爐を盗む」
...瘠せたようにも見えた...
室生犀星 「童子」
...げっそり瘠せて碌に飯も食わないでゴロゴロしていた白痴の娘は...
矢田津世子 「反逆」
...これと向い合って腰を卸(おろ)した文月(ふづき)というのは蒼白い瘠せこけた...
夢野久作 「二重心臓」
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