...熱っぽい病躯を横たえて目をつぶった...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...野口はまた病躯をいとわず案内するといってきかなかった...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...自分の病躯(びやうく)に和やかな...
薄田泣菫 「春の賦」
...それでも病躯にちがいないまだ異和のある身を...
「草藪」
...居士が根岸の住みなれた庵(いおり)に病躯を横たえてから一月ばかり後のことであった...
高浜虚子 「子規居士と余」
...こゝに病躯(びやうく)を故山にとゞめて山河の契りをはたさむとは...
高山樗牛 「清見寺の鐘聲」
...生きがいのない病躯(びょうく)を嘲(あざけ)っていたが...
徳田秋声 「黴」
...今は誰にも逢いたくないんだ」道太はあの時病躯(びょうく)をわざわざそのために運んできて...
徳田秋声 「挿話」
...昌造が病躯をおして駕籠にゆられながら十里の山道を下田に越えねばならぬのも「餘儀なき」ことであつた...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...毎日天気つゞきにて冬暖甚病躯に佳し...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...病躯不順の天気に会ふや...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...彼(かれ)はどうしても瀕死(ひんし)の女房(にようばう)の傍(かたはら)に病躯(びやうく)を運(はこ)ぶことが出來(でき)なかつた...
長塚節 「土」
...どんな事になるかもわからない」石原の利助の病躯(びょうく)を助けて十手捕縄を預かっている若い新吉にしては...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...どんな事になるかもわからない」石原の利助の病躯(びやうく)を助けて十手捕繩を預つて居る若い新吉にしては...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...竹中半兵衛は病躯をおして...
吉川英治 「新書太閤記」
...現実に我が子の病躯を朝夕に見て苦しんでいるのじゃ」弟の慈円が...
吉川英治 「親鸞」
...無理無体に歩ませてゆく病躯(びょうく)であった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...病躯(びょうく)を削(けず)ってゆく――清麿は...
吉川英治 「山浦清麿」
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