...面(つら)に疵(きず)はつけません...
泉鏡花 「活人形」
...眼の中(うち)に少しの疵(きず)も見えない...
薄田泣菫 「茶話」
...右の鬢先より頬を掠(かす)めたる向疵(むかふきず)に...
高山樗牛 「瀧口入道」
...背疵(せきず)抱(かゝ)へて...
高山樗牛 「瀧口入道」
...妻たるものは悲しみて其紅頬を疵つけむ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...煙波、渺々(びょうびょう)たる海の面、埋まったりや、数万艘、二引両、四目結、左巴(ひだりともえ)に、筋違い、打身に、切疵、肩の凝り、これなん、逆賊尊氏の兵船...
直木三十五 「南国太平記」
...立派な山を疵物(きずもの)にして...
中里介山 「大菩薩峠」
...ただ歩くだけなら名誉になろうとも瑕疵(きず)とは云わせぬ...
夏目漱石 「虞美人草」
...この額の疵(きず)は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その疵(きず)あとに塗り込みました...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...ほかに怖ろしい引っ掻き疵(きず)もあって...
アンブローズ・ビヤース Ambrose Bierce 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...少しの不便を疵(きず)にして他には申旨(むね)のなき貸家ありけり...
樋口一葉 「うつせみ」
...経すくいの織疵のようにも見えるが...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...壁に疵(きず)つくる者なく...
福沢諭吉 「京都学校の記」
...障子唐紙(からかみ)を破り諸道具に疵(きず)付けても先(ま)ず見逃がしにして...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...その児が疵(きず)もなく生きていたというような珍しい話もある...
柳田国男 「雪国の春」
...頭の頂上(てっぺん)にチクチク痛んでいる小さな打ち破(わ)り疵(きず)が...
夢野久作 「斜坑」
...なにかでひどく打たれたような大疵(おおきず)を頭のてっぺんに持っておりましたよ」と話す...
吉川英治 「宮本武蔵」
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