「疏」の意味
疎ら
「疏」の例文(場面別)
- 日常会話この辺りは家が疏らに建っているので、静かで過ごしやすい。
- 文学・文章表現冬の森は木々が疏らになり、遠くまで見通すことができた。
- 地理・都市計画この地域は人口密度が疏らで、インフラ整備が難しい。
小説での「疏」の使い方
...又失敗するにつけて運命を顧みて弁疏(べんそ)させる必要もない...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...各新聞によって解散の奏疏が人々の目にふれたのは二十七日のことであったが...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...もしかこの人が弁疏(いひわけ)がましい隠し立などしないで...
薄田泣菫 「茶話」
...居士は余と他の人々との間に立って両者の意思を疏通(そつう)することを常に忘れなかった...
高浜虚子 「子規居士と余」
...疏水ノ桜ガ咲ク時分ニハ一層賑カデスシ...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...其の宜しく改進党との関係を絶ちて各派合同の疏通に便ならしむべきを説きたり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...己(おのれ)の行為に対する弁疏(べんそ)にしたものであった...
永井荷風 「ひかげの花」
...私の村に相手になつてくれるものがないといふのは私と百姓との間には生活状態から自然著しい隔てを生じて疏通し難い点が多い為めである...
長塚節 「隣室の客」
...女を疏水の白い泡の中か何かに見出していたんです...
長谷川伸 「幽霊を見る人を見る」
...其返答疏(おろそか)なるは無礼也...
福沢諭吉 「女大学評論」
...落第の分疏(いいわけ)に至るまで...
二葉亭四迷 「浮雲」
...智者大師の『観世音義疏(かんぜおんぎそ)』に晋の恵達...
南方熊楠 「十二支考」
...王も種々弁疏(べんそ)し牛は死を恐れ...
南方熊楠 「十二支考」
...役目を離れた應對を求める分疏(いひわけ)をしなくてはならぬやうに感じた...
森林太郎 「高瀬舟」
...彼ら同士の間にも十分完全な意思の疏通があること...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...この第二の学校のすぐ横には疏水(そすい)が流れていて...
横光利一 「洋灯」
...こう涙して弁疏(べんそ)したということである...
吉川英治 「私本太平記」
...羯磨疏(かつましょ)を講ずること十遍...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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