...六畳のこの一室に新家庭作り上ぐべし...
石川啄木 「詩」
...畳むと入子(いれこ)に重(かさな)るやつでね...
泉鏡花 「唄立山心中一曲」
...英臣が、この石段を、もう一階で、東照宮の本殿になろうとする、一場の見霽(みはらし)に上り着いて、海面(うなづら)が、高くその骨組の丈夫な双の肩に懸(かか)った時、音に聞えた勘助井戸を左に、右に千仞(せんじん)の絶壁の、豆腐を削ったような谷に望んで、幹には浦の苫屋(とまや)を透(すか)し、枝には白き渚(なぎさ)を掛け、緑に細波(さざなみ)の葉を揃えた、物見の松をそれぞと見るや――松の許(もと)なる据置の腰掛に、長くなって、肱枕(ひじまくら)して、面(おもて)を半ば中折の帽子で隠して、羽織を畳んで、懐中(ふところ)に入れて、枕した頭(つむり)の傍(わき)に、薬瓶かと思う、小さな包を置いて、悠々と休んでいた一個(ひとり)の青年を見た...
泉鏡花 「婦系図」
...薄暗い十二畳の奥座敷には話手と聴手と二人切り...
稲垣巖 「父八雲を語る」
...無一文で横浜へ畳屋のきわさんが世話してくれたのは...
井上貞治郎 「私の履歴書」
...僕は奥の四畳半にはいった...
太宰治 「彼は昔の彼ならず」
...ぴったり頭を畳へ擦り付けて...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...十畳の室はベッドを置いて全く私の居室だ...
土田杏村 「私の書斎」
...畳の辺(へり)は擦り切れ...
豊島与志雄 「或る男の手記」
...」と白井は気のない返事をしながら八畳の間の床に掛けた××氏の自賛の俳句...
永井荷風 「来訪者」
...さわると手がこの通りでございます」お浜は畳んでいた小手を上げて...
中里介山 「大菩薩峠」
...座敷ヘ三畳ノ檻(おり)ヲコシラエテ置イテ...
中里介山 「大菩薩峠」
...八畳の部屋を覗(のぞ)いた...
長谷川時雨 「遠藤(岩野)清子」
...帽子をぬいで畳に置いた...
林芙美子 「浮雲」
...九郎の頭ちかくに悪魔のそれのやうに鍵なりに曲げた熊手で畳を引つ掻いてゐた...
牧野信一 「ゾイラス」
...ぼろになった畳と畳との合わせ目から夜気がつめたくすべり込んで来る様だった...
宮本百合子 「栄蔵の死」
...あたりは畳の上に菌(きのこ)が生え...
室生犀星 「あじゃり」
...山岳重畳(ちょうじょう)な横道である...
吉川英治 「新書太閤記」
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