...異様な驚愕(おどろき)を以て村中に伝つた...
石川啄木 「天鵞絨」
...かすかに異様な音楽が聞こえてきた...
江戸川乱歩 「影男」
...お波のこの異様な言葉を...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...自然界の何か異様な物凄(すご)いものが今にも現われて来はしないかと...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...忽然(こつぜん)異様なる印象を与えた...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...一種異様な人物が飛び廻っている――「さあ...
中里介山 「大菩薩峠」
...一種異様なる鼻唄の聞え出したのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...相手にとった一種異様なグロテスクは...
中里介山 「大菩薩峠」
...畜生谷……」兵馬はその異様な谷を見渡すと...
中里介山 「大菩薩峠」
...異様な香気があって...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...冷涼たる輝きをもった……ヤヌッセンがBryl(ベリイル)と呼んでいるある異様な微光だった...
久生十蘭 「地底獣国」
...しかし、かの煙突の煙りのことや、異様な匂いや、妙な形のガラス壜のことが心に泛(う)かんだとき、宿命的な魔法の呪縛(じゅばく)にかかっている美しい一人の女の姿が、生けるがごとくにわたしの幻影となって現われてきた...
エルンスト・テオドーア・アマーデウス・ホフマン Ernst Theodor Amadeus Hoffmann 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...異様な戦きを醸した...
牧野信一 「或る五月の朝の話」
...源中将は異様なことであると思った...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...異様な感動に心も痺(しび)れたかの如くそのまま口を緘(つぐ)んでいた...
吉川英治 「黒田如水」
...生れてから聞いたことのない異様な音が...
吉川英治 「治郎吉格子」
...或る異様なものを感じて...
吉川英治 「新書太閤記」
...花落ちの実や花の異様なモザイク風な描線の組み方といい...
吉川英治 「雪村筆「茄子図」」
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