...「醸造および蒸留について」の著者が読者に書いた次の忠告は...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...Kは仰向いて思はず立留つた...
田山録弥 「くづれた土手」
...それで笹木は留守をつかってるに違いなかった...
豊島与志雄 「神棚」
...小指に金の見留印(みとめいん)の指環...
永井荷風 「桑中喜語」
...その遠見の番所の留守宅というものが気にかかるではないか...
中里介山 「大菩薩峠」
...現に僕は父と母が娯楽の目的をもっていっしょに家を留守にした例を覚えていない...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...「私も、そんな事とは知らず、午吉夫婦の娘のつもりで、浅草で小さい荒物屋の店を出している偽(にせ)の両親のところで育ちましたが、今から一と月前、母親が病気で死ぬとき、――これは一生言わないつもりだったが、黙って死んでは冥途(めいど)の障(さわ)り、何がどうあろうとも、言わずに死ぬわけには行かないと、父親の留守中に、そっと私に話してくれました」あまりの事に、平次もガラッ八も、用人小峰右内も、開いた口が塞(ふさ)がりません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...尤も動けない老人や病人が仕樣事なしに留守番をしてゐる家は助かりましたがね」「大層手數のかゝる空巣だが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...生はいつも缺乏の中に留まりいつも完きを得ずにをはる...
波多野精一 「時と永遠」
...私は二人の人物や性格の別々な特徴に心を留めて分析してみた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...明日皆様の御見学になられます木曾の三留野から...
三澤勝衛 「自力更生より自然力更生へ」
...その髻(もとどり)を王使が捉えて手中に留まったのを王に示して...
南方熊楠 「十二支考」
...斎を黄葉夕陽村舎に留めて宿せしむることを得...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...「明治五年七月東京第一大区十一小区東松下町三十七番地工部省七等出仕塩田真方寄留」の文がある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...曲物(まげもの)の留(と)めに利用せられた...
柳宗悦 「樺細工の道」
...城内の兵があらかた出たお留守へ飛びこみ...
吉川英治 「三国志」
...留守の大将潘濬(はんしゅん)も凡将であったし...
吉川英治 「三国志」
...〔宮本武蔵書状〕(広島市八丁堀新見吉治氏旧蔵)尚々(なほなほ)、此(この)与右衛門(よゑもん)儀(ぎ)、御国へも可参(まゐるべく)候間、被成御心付(おこころづけなされ)候て被下(くだされ)候はゞ、可忝(かたじけなく)候、以上其後者(そのごは)、以書状不申上(しよじやうをもつてまをしあげず)、背本意(ほんいにそむき)奉存候、拙者も今程、肥後国へ罷下(まかりくだ)り、肥後守念比(ねんごろ)ニ申候ニ付而、逗留仕居候、於其元(そのもとにおかれ)御懇情(ごこんじやう)ノ段(だん)、生々世々忝奉存候、我等儀、年罷寄(としまかりより)、人中へ可罷出(まかりでるべき)様子無御座、兵法も不成罷体(まかりならざるてい)ニ御座候、哀れ今一度、御意度得存候、然者、此与右衛門ト申者、我等数年、兵法などをしへ如在(ある)なき儀ニ御座候間、御見知り被成候て、以来、被掛御目(おめかけられ)候ハヾ、可忝候、猶重而(かさねて)可得御意候、恐惶謹言(原文のまま、句点)八月廿七日宮本武蔵玄信(花押)寺尾左馬様人々御中【原寸、縦一尺一寸八分、横一尺六寸九分】この一書簡も、つぶさに見てゆくと、なかなか手紙のもつおもしろさや示唆がいろいろある...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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