...が、犬はその間も、用捨はしない...
芥川龍之介 「偸盗」
...汗臭氛々(ふんぷん)用捨なく室内に漲(みなぎ)るには...
押川春浪補 「本州横断 痛快徒歩旅行」
...乱筆御用捨三十日斎藤内田様コウ書イタママデ電車ニ飛乗リマシタノデ...
内田魯庵 「斎藤緑雨」
...秋の日は用捨なく傾(かたむ)いた...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...」とついにクリストフは用捨なく答え返した...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...車輪から立つ砂埃は用捨なく...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...私も用捨なくそれを述べて頗る知己としていた...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...浪人体(てい)にて恠敷(あやしく)見受候分は無用捨(ようしやなく)召捕り...
中里介山 「大菩薩峠」
...用捨もなく平次に斬り付けるのを...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...午頭馬頭(ごずめず)の苛責の鉄棒が用捨(ようしゃ)なく見舞う...
羽志主水 「監獄部屋」
......
樋口一葉 「別れ霜」
...悔しそうな顔もしなかッた……平気で人の顔を視ていた……」「しかも立際に一所に成ッて高笑いをした」ト無慈悲な記臆が用捨なく言足(いいたし)をした...
二葉亭四迷 「浮雲」
...用捨のない鞭を受けると...
正宗白鳥 「吉日」
...『用捨箱』の書かれた頃は...
南方熊楠 「十二支考」
...学文所出席は御用捨被成下候...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...仕儀に依っては用捨ならぬ」「云うなッ...
吉川英治 「剣難女難」
...渡さぬとあれば用捨はならぬぞ」と大刀を閂(かんぬき)に構えて...
吉川英治 「剣難女難」
...平に……平にご用捨願いたい」「ならぬッ」バラバラと玄蕃を取り囲んだ徒士(かち)侍が...
吉川英治 「剣難女難」
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