...彼の生涯の運命は彼時代以来文明の進歩がいかに甚だしいものであるかを証明すると思われるからここに簡単な物語を記しておこう...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...私は絶えず諸戸の一種異様な併(しか)し甚だ真剣な恋文を受取ってもいたし...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...憎むべきことが甚だしさを加へて來る...
堺利彦訳 幸徳秋水訳 「共産黨宣言」
...(三)盛岡といふ所も甚だ愉快に思へた...
小穴隆一 「又三郎の学校」
...事実解散命令がどれほど行き渡ったかも甚だ疑問であった...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...交遊は甚だ広かつた...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...甚だ一致せざるも...
高木敏雄 「比較神話学」
...甚だ著しきものなり...
高木敏雄 「比較神話学」
...甚だ物騒な話で、此んな奴が飛び出すと、愛書家はお互に用心し度(た)くなる...
辰野隆 「愛書癖」
...ここにこそディレッタントの甚だ戯画化された姿が浮び上がるのである...
戸坂潤 「思想としての文学」
...実際には唯物論と何の関係もない頭脳が甚だ多く見出される...
戸坂潤 「読書法」
...それも甚だ怪しい話で...
豊島与志雄 「オランウータン」
...罪を一同へ塗りつけたのは甚だみにくい態度でありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...甚だしきは劇性人を殺す事ヒッポマネスごときもある...
南方熊楠 「十二支考」
...しいてその隔てを取り除こうとするのは甚だしく同情のないふるまいであると姫君の思っているのを知っている薫は...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...今では医科大学での臨床材料として毎年一二の窒扶斯(ちぶす)患者を得(う)る事すら甚だ困難な相(さう)である...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...甚だじれったいものを覚えるにちがいない...
吉川英治 「新書太閤記」
...考えると彼の理想の実現も甚だ遠い気がするのだった...
吉川英治 「源頼朝」
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