...僕は警視庁保安課のかかる常談を取締まるに甚だ寛なるを怪まざる能はず...
芥川龍之介 「文部省の仮名遣改定案について」
...カルデア人の文化は季節の交互変化と甚だ深い関係があるので...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...甚だ異様なものであつた...
太宰治 「津軽」
...それを引受けたのは駒井甚三郎ではなく...
中里介山 「大菩薩峠」
...「桶甚と巴屋はそんなに仲が悪いのか」平次は重ねて訊ねました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...両国の小屋に居る古川一座の甚三郎(じんざぶろう)...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...伯父の甚五兵衞が八丁堀へ行つた歸り提灯(ちやうちん)をつけて永代橋へ差しかゝつたところを...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...いっそ張合いができ、生きていくことがたのしくなったが、そうまでした介抱の甲斐もなく、八月に長六が、九月に甚兵衛が、「かたじけなかった」と、虫のような声で、三人に礼をいって死んだ...
久生十蘭 「藤九郎の島」
...今の男女の間柄に於て弊害の甚しきものを矯正せんとならば...
福沢諭吉 「女大学評論」
...嫉妬の甚しきものにして...
福沢諭吉 「女大学評論」
...私がヒガンザクラについて大変にその名を混乱させ「この変名は実に甚(はなはだ)しく混雑を来す無用のものであり」と攻撃的な言辞を弄(ろう)していれど...
牧野富太郎 「植物記」
...甚(ひど)く耄(ぼ)れたのだ...
南方熊楠 「十二支考」
...馬鹿め!甚伍 ま...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...とかく我々をして甚だぶしつけにも...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...自分の手で官兵衛を刺殺することは甚だまずくもあり...
吉川英治 「黒田如水」
...こういう相手には甚だ熱意が削(そ)がれる...
吉川英治 「新書太閤記」
...「わかったか、於虎」「わかった」「もそっと、場馴(ばな)れせずばなるまいぞ」云い捨てて、甚内は、さらに敵勢の馬けむりを追い慕って行った...
吉川英治 「新書太閤記」
...丘を攀登(ばんと)して岩下に近(ちか)づかんとするも嶮崖(けんがい)頗甚し...
渡邊千吉郎 「利根水源探検紀行」
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