...人間の個性の働きを言い現わす場合にかかる分解法によるのは私の最も忌むところである...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...日向(ひゅうが)の鶉車(うずらぐるま)というのは朝鮮の一帰化人が一百歳の高齢に達した喜びを現わすために作ったのが...
淡島寒月 「土俗玩具の話」
...また人間は美を形に現わすためには若い女の裸の偶を造るが...
丘浅次郎 「いわゆる自然の美と自然の愛」
...猿か猫かの顔のごとき形を現わすゆえ...
丘浅次郎 「自然界の虚偽」
...まるで引ッ掻(か)いたように毛が生(は)えているという心持だけを肉の上へ持って行って現わすのであるが...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...なんて素晴らしいんだ!」とフォン・コーレンは草地に姿を現わすと...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...そういう日になってはじめて「黒焼き」の意義がその本体を現わすのではないかと想像される...
寺田寅彦 「自由画稿」
...論理――それは観念・思惟の自律性を云い現わす言葉である――がそれ自身の自主権を持つためには...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...今日のような社会事情の下でも比較的よく社会の表面に卒直な姿を現わすことが出来る...
戸坂潤 「一九三七年を送る日本」
...隠語の世界において人の考えを現わす種々の形は...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...いずれのところからも再び姿を現わす気色はありませんでした...
中里介山 「大菩薩峠」
...彷徨期間と指数曲線の変常数すなわち治癒係数という二つの数値で現わすことが出来るのである...
中谷宇吉郎 「鼠の湯治」
...同情を現わす事を拒みませんでした...
浜尾四郎 「彼が殺したか」
...穀精牛馬形を現わすとさえ信ずる処あり...
南方熊楠 「十二支考」
...云い現わすべき適宜な言葉を他に探しましたがありませんでした...
柳宗悦 「日本民藝館について」
...または片はし知ってもそれを言い現わす言葉はもたない...
柳田国男 「こども風土記」
...卦(け)を現わすやいな...
吉川英治 「新・水滸伝」
...国人が自分の国を一つの統一として云い現わす時には「世界四方」と呼んだという...
和辻哲郎 「鎖国」
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