...合浦珠還好秘蔵(ごうほのたまかえってひぞうするによし)」――そう云う字が飛舞するように墨痕を走らせているのを見ると...
芥川龍之介 「上海游記」
...杖珠院に、里見氏の祖、義實の墓を弔ひ、七浦を過ぎて、白須賀の濱邊に來りし頃は、既に夜もふけたり...
大町桂月 「房州の一夏」
...小道具のなかで件(くだん)の真珠を発見(めつけ)た...
薄田泣菫 「茶話」
...閣下の真珠が幾ばくに値ぶみされ候かを...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...牡蠣(かき)についた真珠のように...
ラビンドラナート・タゴール Rabindranath Tagore 宮本百合子訳 「唖娘スバー」
...妻ノ耳ニハモウアノ真珠ガ下ッテイナカッタ...
谷崎潤一郎 「鍵」
...」法師は水晶の数珠(じゅず)の玉を指頭(ゆびさき)で繰ると...
徳田秋声 「黴」
...その珠も手に入れることが出来るだろう...
豊島与志雄 「雷神の珠」
...院長は手に大念珠を持って...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...喧嘩か」「夜光の珠が盜まれたさうで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...四分玉の珊瑚珠(さんごじゅ)の金脚で...
長谷川時雨 「鬼眼鏡と鉄屑ぶとり」
...最初(はじめ)の想像(さう/″\)には子細(しさい)らしく珠數(じゆす)などを振袖(ふりそで)の中(なか)に引(ひ)きかくし...
樋口一葉 「曉月夜」
...私は「サンデー毎日」へ連載した「蔓珠沙華亀山噺」という幻想小説の原稿料三...
正岡容 「わが寄席青春録」
...数珠(じゅず)を持つようなことは絶対にない...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...それから和尚さんは袂から珠数を出して...
室生犀星 「幼年時代」
...真珠のような泡が左右へ飛ぶ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...真珠の貝を探り取る...
夢野久作 「白髪小僧」
...そこで仕方なしに落ちていた坊やの髪の珠纓(たまぶさ)だけを拾って来たよ...
吉川英治 「新・水滸伝」
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