...珍しくもローマ旧教の信者だった...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...銅像は東京市中に珍しく...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...珍しく揃つて出て行く三人を不審さうに眺めてゐた...
武田麟太郎 「大凶の籤」
...この日だけは珍しくも間隔を一呎(フィート)とも置かず...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...この少年だけは珍しく頭布(タアバン)を巻いて...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...また相当優れた理論家にはそういうタイプも珍しくはない...
戸坂潤 「科学的精神とは何か」
...鰻飯(うなぎめし)の重詰(じゅうづめ)を物珍しく食べた事...
永井荷風 「監獄署の裏」
...珍しくよい天気の午前私の室(へや)には...
中原中也 「山羊の歌」
...先生珍しく気焔を揚げられた位に考えていたのであるが...
中谷宇吉郎 「先生を囲る話」
...然るにこの歌では珍しく他を顧みて...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...画面一ぱいに大きな車輪を描いたその手際も広重には珍しく大胆でありその車輪の彼方に展開される品川の海と雨後の虹と砂地に喰べ棄てた西瓜の紅と草鞋の黄と犬ころの白茶いろとの極めて巧緻な色調と構図とは広重画中に於ても屈指の絶品なのではあるまいか...
正岡容 「山の手歳事記」
...どんなにそれが珍しく...
宮本百合子 「雨と子供」
...快男子江川俊治私と静雄とが珍しく力を合せ苦心した蘭領印度のことに関連して...
柳田国男 「故郷七十年」
...形容詞の語尾にも副詞と同じく「ら」の字を附けたのは上古にあっては珍しくない...
柳田國男 「地名の研究」
...珍しく彼女のほうから部屋へ来て...
山本周五郎 「竹柏記」
...松造は珍しくにっと笑った...
山本周五郎 「柳橋物語」
...そのやりかたは珍しく痛烈であった...
山本周五郎 「雪の上の霜」
...星夜の空中を競技場として火焔の魔術戦をやりあうという例はこのほかにも珍しくはない...
吉川英治 「銀河まつり」
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