...珍らしいということである...
淡島寒月 「明治十年前後」
...此の梨の木はほんとうにお前達に話す何か珍らしいものを持つてゐるやうだよ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...」私は土手を匐うように低く生えた笹の葉の緑色を珍らしく見ながらそういった...
伊藤野枝 「転機」
...いくらきってもつんでも絶えることのない珍しい花であった...
海野十三 「爆薬の花籠」
...朝野としては珍しい洒落を口にするほど...
高見順 「如何なる星の下に」
...この颱風のおかげで南洋方面や日本海の対岸あたりから意外な珍客が珍奇な文化を齎(もたら)して漂着したことがしばしばあったらしいということが歴史の記録から想像されるからである...
寺田寅彦 「颱風雑俎」
...其頃はまだ珍らしかつた映畫(其時は活動寫眞といつた)を女中をつけて見せにやつた...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...珍しやここにまだ新しい山小屋が一軒...
中里介山 「大菩薩峠」
...珍らしい東洋の花木を植え...
野上豊一郎 「パリの地下牢」
...時々の事で珍らしくないから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...忘不忘両者の並ぶ所が珍しいのである...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...じっさい珍しい経験でした...
アルジャナン・ブラックウッド 森郁夫訳 「秘密礼拜式」
...ずいぶん變つた事が失つぎ早やに起ることは珍らしく無い...
三好十郎 「肌の匂い」
...それぐらいな変化は伝説には珍しくないのみならず...
柳田國男 「日本の伝説」
...「表て高と実高(じつだか)の違うことは珍らしくはない...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...苦しまぎれの珍芸で...
山本笑月 「明治世相百話」
...申し分なき珍妙さに満場どよめいて笑いの渦巻...
山本笑月 「明治世相百話」
...「まあよかろう」「久し振りの珍客だからな」「てめえが島から帰った後(のち)...
吉川英治 「江戸三国志」
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